黄昏ホテル

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093875394
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ホテルを舞台に20人の作家が描く物語

ホテル・サンシャイン…人はそれを「黄昏ホテル」と呼ぶ。人気を誇ったホテルも今は見る影もない。そのホテルのある時代、あるひと時の人間ドラマを、ホテルの風景とともに描く。アンソロジー巨編。

内容説明

アンソロジーの決定版。ミステリー、ファンタジー、ホラー…あるリゾート・ホテルを舞台に、20人の作家が描く20色の物語。

著者等紹介

篠田真由美[シノダマユミ]
1953年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。92年『琥珀の城の殺人』でデビュー。99年から伝奇「龍の黙示録」シリーズ開始

早見裕司[ハヤミユウジ]
1961年青森県生まれ。奇談小説家。沖縄在住。88年『夏街道』で小説家の道に進む。以降、都市奇談小説を書き続ける

浅暮三文[アサグレミツフミ]
1959年、西宮市に生まれる。広告代理店勤務を経て、98年に第八回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュー。03年『石の中の蜘蛛』で日本推理作家協会賞

森奈津子[モリナツコ]
1966年東京都生まれ。立教大学法学部法学科卒。『西城秀樹のおかげです』(ハヤカワ文庫)『姫百合たちの放課後』(フィールドワイ)など著書多数

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ、大阪芸術大学文芸学科卒。第四回鮎川哲也賞を『凍える島』で受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

24
アンソロジーの決定版はウソではないが、かなりごった煮。笑ったり、泣いたり、怒ったり。2011/07/17

cithara

7
「黄昏ホテル」は横浜あたりの海が見える土地にあるのだろう。このホテルを巡って作家たちが綴る思い思いの作品を読んでいくのが楽しかった。特に私の好きな加納朋子さんと皆川博子さんの作品は楽しんで読んだ。『セイムタイム・ネクストイヤー』(加納朋子)→本書の中でもっとも分かりやすい作品。オチのひねりも効いている。『陽はまた昇る』(皆川博子)→他とは異なり幽玄な作品。他作品に出てくる人間の生々しさが一切ない。何度も鑑賞したくなる。読了して、ホテルのフロント係って重要な立場なんだな、ということがしみじみと分かる。 2018/10/04

オーウェン

6
20人の作家が寄せた短編アンソロジー。 舞台は黄昏ホテルというリゾート地のみ。 作家によっての色がかなり出ている作品群であり、サスペンスやミステリもあれば、ドラマとして纏めている物もある。 しかし15ページくらいしかないので、どの作品もインパクトが薄い。 近藤さんはオチが決まっているし、二階堂さんのユーモア。安孫子さんのホラー。 印象に残ったのは3作品ぐらいであり、やはり短すぎるというのは良くも悪くもといったところ。2018/05/27

はる

6
20人の作家が綴るアンソロジー。 「黄昏ホテル」を舞台に、様々な物語が繰り広げられる。 一つだけのイヤリング、夜の誘惑、素人カース家の赤毛連盟、セイムタイム・ネクストイヤー・悪い客、オールド・ボーイ辺りが、私の好きなタイプでした。 アンソロジー本を手にとったのは、新しい作家さんを見つけるためだったが、気に入ったのは結局既知の作家さんの作品ばかりだった。2012/05/24

みどり

5
かなり古い本ですが、「黄昏ホテル」と言う名のホテルのあれこれを、様々な作家さんが描いています。 これも、もやっとする、オチのない話ばかりです。 ことしはもしかすると、もやっとする年になるのか?2022/01/01

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