日本でいちばん幸せな医療

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日本でいちばん幸せな医療

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093875165
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一万人を看取った男が南の楽園で綴った命。

少子高齢化社会のモデル・宮古島でこそ、このシステムは生きる! ――そう考えて、生まれ故郷に「ドクターゴン診療所」を開いた青年医師の、感動的な自伝ノンフィクション。 地道に島内外を歩き、電子カルテなどの機器を駆使し、効率的な訪問診療&看護システムを実現。患者との距離を縮めることに成功した。はだしにサンダル、かりゆしウエア(沖縄のアロハシャツ)で、島の古老の家を一軒づつ回り、そこでノートパソコンを開く。 「これでなんでもわかるさぁ」。 東京女子医大の救命医時代には、とにかく延命ばかりを手がけた。その本人が、今、静かに看取ることをモットーに命の輝きを見つめている。

内容説明

医者には、必ず救わなければならない命と静かに看取るべき命がある―。「1万人を看取った男」が南の楽園で見つけた命の輝き。

目次

第1章 電子カルテで島に乗り込む(二十三時の救命救急センターで;緊急オペ開始 ほか)
第2章 おじいやおばあに「医者のご用聞き」(「俺ってほんとに医者だっけ?」;パソコンは魔法の鏡!?「これで、何でもわかるさあ」 ほか)
第3章 「完全に看取る」ということ(宮古島で初めて行った在宅死亡診断;自宅で逝きたい人、救急車を呼んでしまう家族 ほか)
第4章 命の重さは平等か(学歴三流の自分が救命救急を志した瞬間;東京女子医大で「職人」になる ほか)
第5章 宮古島で考える「クオリティ・オブ・ライフ」(おばあの幸せは朝六時の散歩;ひとり、またひとり、同志は集まる ほか)

著者等紹介

泰川恵吾[ヤスカワケイゴ]
1963(昭和38)年7月25日、沖縄県宮古島(平良市)生まれ。医療法人白川会理事長。ドクターゴン診療所初代院長。東京女子医科大学非常勤講師。東京都立秋川高校(全寮制)卒業。一年間の浪人生活の後、杏林大学医学部に入学。卒業後、東京女子医科大学第二外科の研修医となる。医局員として東京女子医大教命救急センターで日々、救命医療に従事。1993(平成5)年、同センター救命ICU医長(チーフ)に。高気圧酸素治療チーフ兼任。のち、関連病院の牛久愛和病院に救急科医長として赴任。その間、ロンドン、ブリュッセルなど海外の学会で、臨床データに基づく研究成果を発表し、高い評価を受ける。1997(平成9)年9月、故郷の宮古島に戻り、平良市内の伊志嶺医院院長として地域医療を開始。のち、宮古島南部の上野村に「ドクターゴン診療所」を開設。本格的に、在宅医療システムを充実させる。その後、2000(平成12)年、医療法人白川会を設立し、理事長に就任。2004年5月現在、看護師六名をはじめ約一〇人のスタッフとともに、地域医療の充実を目指して日夜奮闘している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

E M !

1
ひとつひとつに向き合っていて、あったかい気持ちになると同時に、医療も人対人であることを改めて感じました。また、地域医療の難しい所も書いてあって、勉強になりました。2011/04/08

きぃ

0
新しいことを始めると色んな批判があるが、それに挫けず電子カルテシステムを作り上げた泰川さんの強さに感銘を受けた。 印象的だったのは訪問診療の現場の描写がリアルさ。 救急救命とは違う難しさのある地方の医療の実態。 たった1度だけの挿管…。 あとは…読みやすい!表紙の写真も素敵です。 テンポよく読み進められる!おすすめです。2020/05/19

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