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もうおうちへかえりましょう

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093875080
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「世界音痴」歌人、待望の第二エッセイ集。

 なりたいものは「素敵なひと」、だけど読むのは「月刊連続殺人鬼」。憧れは互いに高めあう恋愛、だけどするのは「さかのぼり嫉妬」。破壊的「ダメ人間」ぶりの告白が話題を呼んだ『世界音痴』に続く、気鋭の歌人穂村弘の第2エッセイ集です。 今回は恋愛や生活をめぐる情けなくも恐ろしいエッセイや、本や読書にまつわるさまざまなエピソードに加えて、バブル崩壊後の「バブル世代」と若者たちの対比、時代精神と表現の関係などをめぐる考察を収録、「史上最もダメな世代」の代表として、自分たちの心情を赤裸々に告白します。高度成長期に生まれてバブル時代に青春を送った「甘やかされゼネレーション」の中年たちは、このデフレ時代をどう生きるのか?

目次

曇天の午後四時からの脱出
存在と時間
煉獄、或いはツナサンド・イーター
反美人製造機
北斗七星の男
恐怖的瞬間
マイナス星人
ボーリング砂漠
壊れた笑顔
赤信号対策〔ほか〕

著者等紹介

穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年5月21日札幌生。上智大学文学部英文学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

臨床心理士 いるかくん

71
生きた言葉で軽やかに物事の本質を、ユーモアに紛れ込ませて軽やかに触れる、筆者の非凡な才能には脱帽です。2014/08/09

ひらちゃん

60
穂村さんの感性が大好きである。ホントに変な人。だけど面白い。本人は至って真面目だと思うけど、だいぶ一般の人から外れている。それは大事な個性なんだと思う。明日になったらすっかり変わった自分になっていたい。うん。夢みたことはある。しかし夜中にボールペンでカチッと!頭を!いやいやこの摩訶不思議なスイッチを考えつくのは、貴方くらいでしょう。ただやっぱり周りにいたら面倒くさいヤツと思ってしまうんだろうなぁ。あとがきの永遠の寮。楽しそう。これだけで一つの物語が出来そう。 2018/08/30

どんぐり

49
斬新な言語感覚、めくるめくホムラ・ワールドへようこそ! 「ハムをメロンから剥がさずに生ハムメロンを味わえるようになったのは、一昨年のことである。ひとは自分の脳のなかにミゾのない事項については、修練を積んで新しいミゾをつくる必要があるのだろう」この人の文章には、いつもながら感心する。2014/11/02

ミナコ@灯れ松明の火

47
世界音痴の生きづらさ。どこへ行ってもマイノリティの生きづらさ。そんなものにあふれた迷子な日々を綴った日記のような語り。メジャーとは言えない性質が生み出す挙動不審なモンモンにうっかり共感してしまう。そして、うっかり共感仲間が案外多いことにほっとする。もしかしたらこれは誰もが心に抱えている「マイノリティ」で人には言っていないだけの部分、、だったりするんじゃなかろうか。村上春樹を語った章は本当に素敵だったと思う。2012/01/07

tokkun1002

35
2冊目のエッセイ。穂村弘さんは歌人なんだなと改めて知る事になる作品でした。Ⅰ章迄は例によりくだらなく楽しいどうでも良い話ですが、Ⅱ章からは難解。僕にはまだまだ読めない。凄い方なのかな。もっと勉強しないとですな。2014/03/02

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