内容説明
美智子皇后を皇室に迎えたときの複雑な胸の内、皇太子誕生までの苦悩…。菊のカーテンに阻まれ、時にとまどい傷つきながらも、国母陛下として、一人の女性として美しく生き抜いた九十七年の生涯。皇室ジャーナリストの第一人者である著者が、美智子妃いじめの張本人としてタブー視されてきた、皇太后の素顔に迫った入魂の書。
目次
第1章 お誕生から少女時代
第2章 ご婚約からご成婚まで
第3章 夫婦愛
第4章 母君として、お姑さまとして:第5章 終戦前後の日々
第6章 国母陛下として
第7章 素顔の皇太后さま
終章 お腰を痛められてから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みえ
38
昭和天皇と良子様の知らなかった一面とか見れた。途中からペースメーカー早くて、もう少し詳しく知りたかったな。2021/06/26
久美
0
今一度天皇とは何か。皇室とは何かを考えるきっかけになる本。昭和の終盤生まれの私には明治、大正、昭和の皇室の在り方が新鮮に映りました。2013/04/24
d-ツボクラリン
0
皇太子妃と決定されるまでは、女王として両親の慈しみの元、幸せな子供時代を過ごしていらした良子妃。皇太子妃となってから、遺伝的なことに起因する問題や、大震災に関連して、婚約破棄を迫られたり、首都が壊滅的ダメージを被るなど、大きな問題にその前途を阻まれてきた。戦中も、敗戦後も、ご苦労が絶えなかった。晩年は痴呆や、怪我などで寂しい時を過ごすことになった。 それでも、常に国民と国、お上のために、心砕いて勤めてくださった方と思う。2025/07/13