出版社内容情報
大ヒット映画『戦場のピアニスト』その後の物語。主人公シュピルマンの長男クリスは父の過去をまったく知らず、ただ反発して育ちます。今は日本で暮らす彼が明かす、父のもうひとつの闘い、そして親子の絆とは…。
世界で大ヒットを記録し、アカデミー各賞を受賞した映画「戦場のピアニスト」。この物語の主人公であるウワディスワフ・シュピルマン氏の長男が書き下ろす、家族のその後の物語です。かつての体験から、子どもたちを心から愛しながらも、うまくつきあえない父親、そして、父の体験をまったく知らずに育ち、ただ反発した息子たちの青春…。家族が味わうことになった、もう一つの戦いを、また、亡き父への尽きぬ思いを、日本で暮らす長男が綴ります。
内容説明
シュピルマンの息子、クリストファー・スピルマンが書き下ろす「父の葛藤」、そして「親子の絆」―「戦場のピアニスト」その後の物語。
目次
第1章 シュピルマン家の誕生
第2章 「普通じゃない」父
第3章 ホーゼンフェルト大尉
第4章 祖国を出て知ること
第5章 父の美学
第6章 時計、そして父の死
著者等紹介
スピルマン,クリストファー・W.A.[スピルマン,クリストファーW.A.][Szpilman,Christopher W.A.]
1951年5月、ポーランド・ワルシャワ生まれ。現在、九州大学、北九州市立大学、九州産業大学非常勤講師。80年、英・ロンドン大学日本学科卒業、85年、米・エール大学大学院修了。専門分野は日本近代政治思想史。論文も多数発表。福岡在住
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