出版社内容情報
今回のイラク戦争で激しい戦闘が繰り広げられ、市民・ジャーナリストを含む多くの人々の命が失われたバグダッド。開戦直前から終戦までイラク戦争の裏側をわかりやすく、そして鋭く書き下ろした衝撃の一冊。
『このイラク戦争でいったいどれだけの命が奪われただろうか。病院では、爆撃の被害にあった男性が声も出ないのに、「ありがとう」と唇を動かした。私の手を握りしめ「見てくれ、日本に伝えてくれ」と家族の死を涙ながらに訴えたイラク人たちの声が耳から離れない。どうしても忘れることのできない悲しい出会いばかりだった…』(本文抜粋) 戦火のバグダッドから生中継を通じて発信し続けた34日間。目まぐるしく過ぎる時間の中、テレビでは伝えられなかった出来事や思いを山本美香氏がこの一冊にまとめ上げた。これが山本美香氏の体験した【中継されなかったバグダッド】の記録だ。その記録のなかには、イラクの人々ひとりひとりの中継されなかった命の叫びがあることも是非感じて欲しい。
内容説明
唯一の日本人女性記者現地ルポ。イラク戦争の真実。
目次
1 嵐が来る前に―カウントダウン48時間
2 爆弾が降ってきた―戦時下のバグダッド・ライフ
3 勝つのはどっちだ―情報戦争フセインVS.ブッシュ
4 もう逃げられない―バグダッド陥落寸前
5 さらば、フセイン―終わらないイラク
著者等紹介
山本美香[ヤマモトミカ]
1967年生まれ山梨県出身。都留文科大学卒業後、CS放送局に入社。報道記者、ディレクターとしてニュース、ドキュメンタリーを制作。95年退社後アジアプレスに所属、96年から独立系通信社ジャパンプレス記者。これまでにアフガニスタン、コソボ、チェチェンなど10ヶ国以上の紛争地を取材。2001年、米同時多発テロ事件発生時からアフガニスタンに留まり、カブール陥落まで取材を続けた
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