出版社内容情報
鎌倉で起こる連続殺人事件。犯人は、般若の面をつけているという…。千年もの時を生き抜いた現代の鬼、戸倉聖と志島弓生が想起したのは、二百年前の哀しい想い出。その面は、二人が始末し損ねた般若の面だったのだ。
内容説明
古都・鎌倉で起こる連続殺人事件。犯人は、般若の面をつけたセーラー服姿の少女だという。千年もの時を生き抜いた現代の鬼、戸倉聖と志島弓生が想起したのは、二百年前の哀しい出来事―。二人に、かつて何があったのか…。今度こそ、と意気ごむ鬼たちだったが、二人には、別の使命もあった。鬼たちの活躍を描く傑作短編「蠱持ち」を同時収録。
著者等紹介
霜島ケイ[シモジマケイ]
1963年4月18日、大阪に生まれる。東京女子大学短期大学部卒業。1990年「出てこい!ユーレイ三兄弟」(朝日ソノラマ刊)でデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
17
般若の面をつけたセーラー服の少女にまつわる怪異のお話しでした。短編もひとつ収録されていましたが、表題作のほうが好みでした。2013/02/15
藤月はな(灯れ松明の火)
4
オサキ憑きの真人君の場違いともいえる天然ぶりにくすりとし、聖たちが昔、出逢ったオサキ憑きの男の心の清らかさとそれに対する人間の心の醜さに切なくなりました。2010/03/16
海星梨
3
相変わらず面白いです。聖と弓生の会話はどうも親子っぽいですよねー。しかしイラスト上手いなぁ……。結局三までしかでてないんですよねコレ……。電子書籍でキャンパス版読むかなぁ……。2019/01/12
mikita
1
この大きさでは3巻までしか出なかったなあ…
なー
0
★★★★☆ 面白く一気に読んだのですが、不思議と内容が頭に残っていない…般若の面に憑かれた女子高生が不憫なような、少し自分を見ているようで居心地が悪いような…。不思議な感じです。最後に収録されていたオサキ憑きの家の子の話が心に残っています。2017/08/04
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