出版社内容情報
破滅か!? 侵略か!? 韓国で大反響をよんだ問題の小説、ついに登場!
21世紀初頭に始まった大規模な地殻変動。最新の地球物理学が調査した結果は恐るべき予測であった。数年後に日本列島が海に呑まれ消滅するというのだ。未曾有の事態に国の存亡に直面した日本政府は、右傾化に乗じて憲法を変え、天皇を主権にして極秘裏に軍備を増強する。そしてアジアの大国・中国に接触し根回しをして、武力による新領土獲得へと突き進む。その標的はオーストラリア北部の広大な土地であった。欧米諸国の反発と反撃で世界は戦火に包まれていく。果たして地球の運命は……!?
内容説明
国土消滅を目前にして、国の存亡を賭けて領土を武力でオーストラリア北部に求める新日本政府。だが近隣アジア諸国はいっせいに反発、欧米諸国もこれに武力で応える。大国同士の外交政治の舞台裏での虚々実々の暗闘。力ずくの移民政策は現地で激戦となり、アメリカは大国の威信を賭けて新たなる太平洋戦争に挑む。一方、一連の地殻変動の原因を探るべく、韓国の道士・金正民はアメリカの学者と協力して地球生命体の解明に地下深く潜行するが…。戦火は各地に広がり始めた。果たして地球は滅びるのか。
著者等紹介
キムスンホ[キムスンホ]
1949年大韓民国ソウル生まれ。『渓谷への道』『玉盈書』『小説八卦』『小説周易』『徴兆』など、大陸の歴史や文化に取材した小説で、ベストセラー作家となる。古来の武道や道教を基盤とした周易などの東洋哲学に造詣が深く、自ら修験道に似た武道を極め、道場で教える。またアメリカの儒教本部・明倫団の主席講師を歴任して天真学会を創立、プリンストン研究所の物理学者たちに周易を講義
中村欽哉[ナカムラキンヤ]
1942年茨城県生まれ。大学卒業後出版社勤務を経て独立。韓国の小説の翻訳と、韓国についての著作執筆で活躍
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