出版社内容情報
学習障害や注意欠陥・多動性障害など、軽度発達障害を持つ子どもの数は全体の6%と、文部科学省が発表した。これらの子どもたちは、家庭、学校、支援機関でどのように育てられ、サポートされているのかをルポする。
内容説明
親、教師、保育士、医師、カウンセラー、40人が語るLD児の子育て。
目次
序 私の育て方が悪かったのでしょうか?
第1章 子どもたちは、今―LDとその周辺の障害を持つ子どもたちの教育・支援機関、相談機関はどうなっているの?(ふしぎな子、問題のある子は増えているの?;健診時、乳幼児での発見 ほか)
第2章 親たちは、今―子育てまっさいちゅうの親たちの悩みや期待(今2度めの大きな悩み。中学校はどこへ?;認めない、認めたくない夫との闘い ほか)
第3章 うちの子、なんか違う―軽度発達障害を正しく理解するために(子どもからのサイン;障害を受けとめる ほか)
第4章 子どもたちはこう育った―孤軍奮闘の子育ての結果、おとなになったLD児たち(春から大学生!;大好きな鉄道の会社に ほか)
著者等紹介
上野一彦[ウエノカズヒコ]
1943年東京に生まれる。東京大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修了。日本でLDの存在が知られていなかった70年代から今日まで、LD児とその周辺の子どもたちへのよりよい支援のための教育研究に従事するとともに、社会に対してその存在を普及させてきた。現在、東京学芸大学副学長、日本LD学会会長
植木きよみ[ウエキキヨミ]
日本女子大学家政学部卒業。東京大学教養学部生物学研究室研究生修了。在米中に、次男(当時5歳)が学習障学(LD)と診断を受ける。翌年帰国。LDの存在を知る者はごく少数の学者と保護者のみであったため、1989年、LD児に必要な教育の場の確保と自立支援を目的として親の会を設立。1995年、LD児に必要な教育の研究、社会への啓発等を目的として(社)神奈川学習障害教育研究協会を設立。2001年3月まで同協会事務局長。現在、同協会理事、(財)国際障害者年記念ナイスハート基金監事
代居真知子[ヨスエマチコ]
女子栄養大学栄養学部卒業。AM、FMの放送ライター、エピックソニー/ウォークマンブックスの制作、雑誌、広報誌など幅広い分野での執筆を経て現在に至る。LD関係の活動は、(社)神奈川学習障害教育研究協会機関誌で母親たちのインタビュー記事『マザー』を毎回担当。最近の執筆のテーマは福祉、身体と心の健康。「健康ペンクラブ」理事
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