原田大助詩画集 好きやって…言わないくらい好きやって

原田大助詩画集 好きやって…言わないくらい好きやって

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  • サイズ A4判/ページ数 111p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784093872508
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

原田大助くんと山元先生との出会いは、彼が石川県の養護学校中等部に入学した時でした。それまで心をとざしていた大助くんに「詩をつくる」ことを教え、成長していくうちに絵も書くようになりました。山元先生の交流記録と詩画80余編で構成する詩画集。

この春、石川県立錦城養護学校高等部を卒業した原田大助くん(18歳)は、錦城養護学校中等部に入学と同時に、山元加津子先生と出会う。それまで心を閉ざしてきた大助くんとの交流を図る山元先生の懸命の努力は徐々に実って、大助くんと一緒に「詩をつくる」という共同作業の形で進行していく。ほとばしる感性とすがすがしい感動を伝えるその作品は、先生と生徒という関係を超えた、6年間にわたる信頼と愛情に培われて生まれた。●さびしいときは 心のかぜです●急にはれて 虹がでた。 はじめて心が話をしたときは そういうときやった●雑木林の木の先っぽにも 春がいる●僕が生まれたのには理由がある 生まれるってことにはみんな理由があるんや。●指のけがもなおるから 心が傷ついても きっとなおる。 悲しいことも 忘れられる。健常者に忘れられた素直な言葉が、大助くんからほとばしる。山元先生は、それを書き留めていく。こうして出会いから6年間にわたって、大助くんの作品はできあがっていった。そしてふとしたきっかけで「観音様」を描くようになった大助くんの絵もまた観る人に感動を与えるものであった。 彼の成長過程を見続けてきた山元先生の「交流記録」と大助くんの詩画80余

内容説明

この春、石川県立錦城養護学校高等部を卒業した原田大助くん(十八歳)は、山元加津子先生と中等部で出会った。それまで心を閉ざしてきた彼は先生とふたりで詩をつくりはじめた。ほとばしる感性とすがすがしい感動を伝えるその作品は、先生と生徒という関係を超えた、六年間にわたる信頼と愛情に培われて生まれた。

目次

大ちゃんが生まれてから中学生になるまで
中学入学、詩を書きはじめる
ふたりでつくること
お気にいり
観音様
四季
美術館の帰り道
伝えたいたくさんの気持ち
友ちゃんの憤り
卒業、再び詩を書きはじめた〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

15
この短詩にあふれる感性、絵に描かれた自分の世界、大ちゃんが障害者だなんて思えません。原田大助さんに寄り添い、個性を導き出した山元加津子さんの尽力にも拍手です。2022/01/01

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