出版社内容情報
ぶらり列車に乗り込み、全国の魅力ある駅を訪ねる。駅弁を頬ばりながら、いくつもの出会いに歓び、駅の物語に胸を躍らせる。鉄道の旅の名人・宮脇俊三が描く自由自在の旅エッセイ。
駅は「大きくてモダンなただの箱」ではない。そこには百年余にわたって人々が集まり、人生の門出や別れを見つづけてきたドラマの舞台がある。その一方、近年のモータリゼーションの激変の波にのまれ、大きく変貌を遂げていった駅。このような異質の表情をもつ駅たちに温かいまなざしを向けながら、北は夕張駅から、東京駅、大阪駅、そして九州の玄関口であった門司港駅まで、全国の魅力ある駅を訪ね、駅に働く人々を徹底取材した渾身のルポ。鉄道エッセイの第一人者宮脇俊三ならではの、ユーモアとペーソスをまじえながら、駅の歴史から現状の真の姿を鋭く活写した「駅は見ている」の12編を収録。 さらに、鉄道の旅の魅力は「移りゆく車窓の景観と車中の人々との出会い、それに駅弁」と語る著者が、お気に入りの鉄道名所と味を紹介する「車窓・駅・駅弁」を併録。 他にも、本書は鉄道の旅の達人として知られる著者が、自由気ままに乗り継いで、目的のない旅を楽しむ「フリーきっぷの旅」の1編など、宮脇ファンならずとも旅好きな万人の待望の名編満載のエッセイ集。
内容説明
緩急自在の鉄道の旅。駅は箱ではない!人々のドラマの舞台駅の素顔に迫る。
目次
駅は見ている(夕張駅の移転;小牛田駅と古川駅;山形駅の二つのゲージ ほか)
車窓・駅・駅弁(車窓16選;日本の路面電車;好きな駅・気になる駅;「駅弁」選)
フリーきっぷの旅(行方定めぬ「阿房列車」―青春18きっぷの旅;自由気ままに九州ひとり旅―周遊券の旅;田園調布から190円で「台湾」へ―東京路線バスの旅 ほか)
感想・レビュー
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