抵抗(レジスタンス)

抵抗(レジスタンス)

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093871754
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

天才女流棋士といわれた林葉直子が、27歳のひとりの女性として、その心の軌跡を誕生から現在までの写真とポエムで表現し、また、棋士になった経緯や将棋連盟退会、失踪やヘア写真集等の経過や理由を克明に語る。

本書の冒頭、林葉直子は書いている。「どんなに叩かれてもいい。神様だけは、真実をちゃんとご存知なのだから」と。 昨年の「失踪」騒動から始まり、父娘の確執、将棋連盟退会、そして「ヘア・ヌード写真集」刊行。これだけ世間の話題(それもひんしゅくを買ったといった方が正しいが)をさらった女性も珍しい。彼女はタレントでもなく芸能人でもない、単なる女流棋士。12歳で女流プロになり、14年間栄光の座にいた女流棋士としては「プッツン」とか「バカ」だとかという言われ様は余りに酷い。一部マスコミの一方的ともいえる報道や情報が、いつの間にか事実を歪め、いかに彼女の言動を面白おかしく取りざたしたか?!  今、彼女は、これ等の様々な事件の真相を、家族、友人達も含めて克明且つ真摯に綴っている。4歳で将棋を覚え、父の期待に添うべくプロ棋士となった経緯、将棋連盟の内状や女流棋士の立場、家族のこと等、ひとりの人間として、その心の軌跡を自由に率直に語る。自分の意志を貫き、世の中の様々な考え方や目に敢然と挑む(本人は挑んでいるなどとは思っていないだろう)一人の強い女の生き様と心の成長は、夢を忘れがちな現代人に、目標を貫く勇気を教え、励ます一冊となるだろう_

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なるときんとき

8
1995年発行。失踪サイババ騒動後、不倫発覚前のエッセイ。真ん中に写真とポエムのページが本全体の5分の1くらい入ってて、アイドル本?という感じ。女流棋士の待遇を憂いていた。将棋の駒の形をおしゃれにとか、海外普及したいというのは今はされてきているので、発想は良くても1人でやるには限界があったんだろうなあ。映画でスターが将棋を指してくれるのが夢というのも実現している。男にかまけずに真面目に生きていればと惜しく思うけれど、誘惑には抗いづらいものなんだなあと思った。抵抗しようとして流されてしまったように思われた。2019/05/28

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