山田太一の家族ドラマ細見―愛と解解体と再生と

山田太一の家族ドラマ細見―愛と解解体と再生と

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093871334
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

老人扶養、単身赴任、妻の蒸発、登校拒否など現代的問題をテーマにテレビドラマを作り続ける山田太一。著者の着目した家族劇に潜むトリックスター(いたずらの妖精)の本質を作品群を通して探る。


<目次>

一 家族は劇的である
1 《プロローグ》わが友トリックスターの肖像
2 家族のなかの見知らぬ他人
   ~「それぞれの秋」
3 母の変身 ~「岸辺のアルバム」
   ~「岸辺のアルバム」
4 変身願望
   ~ドラキュラとトリックスター
5 ホームドラマの革命
   ~日本のテレビドラマ小考

二 愛のトライアングル
1 優しい侵入者
   ~「午後の旅立ち」
2 たそがれの恋
   ~「夕暮れて」
3 西洋屋敷の住人
   ~「早春スケッチブック」

三 日常からの逃走
1 迷走する家族
   ~「沿線地図」
2 美しきものの映像
   ~小説「丘の上の向日葵」

四 さびしき銀は声もなし
   ─現代姨捨考
1 息子の死
   ~「今朝の秋」
2 言い忘れた愛のことば
   ~「ながらえば」
3 死出の旅して
   ~「冬構え」

五 美しきものとの出会い
1 ニューオリンズから来た男
   ~戯曲「日本の面影」
2 愛の反世界
   ~小説「飛ぶ夢をしばらく見ない」

六 もうひとりのトリックスター
 

内容説明

家族って、いったい何なのか。不倫の主婦則子(「岸辺のアルバム」)、病妻を恋うる老人隆吉(「ながらえば」)、日常から逃走する会社員孝平(「丘の上の向日葵」)…あのドラマの主人公たちが、いま甦る。

目次

1 家族は劇的である
2 愛のトライアングル
4 さびしき銀は声もなし
5 美しきものとの出会い
6 もうひとりのトリックスター

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