出版社内容情報
「日本語の語源は古代朝鮮語である」とする著者が、未だ多くの謎に包まれている『萬葉集』の枕詞477を古代朝鮮語と克明に比較検討して解読した、画期的な辞典です。
謎を秘めたまま、1300年近くの眠りからさめようとする、万葉集の解読ブーム。万葉集ファンに、万葉歌人のこころを、少しでも正確に伝えたい。それには、元来、語意不明とされてきた、数々の枕詞がキーワードである。と朴炳植氏は考え、古代日本語・ヤマト言葉と、古代韓国語の語源をさぐり、多角的に吟味して、枕詞のもつ真の意味に迫っていく。新しい視点で新分野を開く注目の本。
内容説明
万葉歌人のこころを、少しでも正確に伝えたい。それには、語意不明とされてきた、数々の枕詞がキーワードである。古代日本語と古代韓国語の語源をさぐり、吟味して、枕詞の意味を解明する。
目次
この本を読む前に・ヤマト言葉の特徴
音韻変化の法則一覧表
基礎単位言語
「あ」行の部
「か」行の部
「さ」行の部
「た」行の部
「な」行の部
「は」行の部
「ま」行の部
「や」行の部
「わ」行の部
古代史小論(日本語は、慶尚道の方言;2つの倭の国;もうひとつの倭をつくりだした人々;日本語と韓国語の「音韻変化の法則」;ヒフミの秘密;五十音図は、母の子守歌;日韓字音の比較;なぜ日本語と韓国語は、こんなにちがってきたのか)
解説
巻末資料集(万葉歌人の出自・歌の表記が語る歌人の方言)