ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

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ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

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  • サイズ A5判/ページ数 357p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784093870481
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0098

出版社内容情報

90年ぶりに奇跡的に発見された絵入り、写真入りの超仰天日本日記。好奇心いっぱいのイギリス博物学者が見た、明治の不思議天国ニッポンがあふれている。カラー写真・図版300点余収録。

これは掛け値なしの、ほんとうに奇跡的な新発見である。明治後期に日本を訪れた好奇心あふれるイギリス人博物学者のニッポン探訪記が90年ぶりに陽の眼を見た。シーボルト、モースのあとにつづく興味つきないファンタステック日本日記。とにかく珍しいものと美しい女性が大好きな紳士の貴重な写真・絵入りの日記。各種資料、図版は近代史に新らたな一ページを加える興味つきない図書である。

内容説明

明治末期の日本を活写した絵入り、写真入り日記は、作者の没後長く框底に秘められていたが、近年約90年ぶりに孫の手によって発見された。フォン・シーボルト、エドワード・モースにつづく、日本を博物学した異国人の超仰天日記。

目次

第1章 ついに日本にやってきた
第2章 伝統的な習慣
第3章 極東がよんでいる
第4章 ハンターの故郷
第5章 国民兵役
第6章 狂信者
第7章 トシの真珠採り
第8章 この土地の主
第9章 冬の物語
第10章 ふつうのイギリス紳士

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

41
大きく重い本。英国の富豪スミス氏による明治後期の日本日記(抄)。特にモラリストではない当時の40男らしく差別的発言もあるが、外道ではなく好奇心に溢れている。スズムシ売りに魅了されて屋台ごと買ったり、妖怪の話や根付細工に熱中したりして、結局は日本が気に入ってしまう。多数の絵葉書や写真の他、日本の絵描きに描かせた彩色画も楽しい。出版に尽力した荒俣宏氏に感謝。欧米の日本人観は「清潔で趣味が良い。但し独創性は欠如」で古今共通する。概ね同感。私は空気が苦手なので、空気より自分がどうしたいか考える人が増えて欲しい。2023/02/13

shamrock

10
明治期に日本に滞在したイギリス紳士の日記。日記なだけに、その時々の感情を結構明け透けに書いてあるのが共感できた。深夜になっても酒のんで騒いでるやつらに呪いの言葉を吐く(伝えはしない)ところなど自分のようだ。博物史上の彼の業績をしりたいところだ2018/10/08

Hiroki Nishizumi

4
とても興味深いと思う一方で、なんとも羨ましい生活を送ることができたものだ、と感じる。2019/11/07

志村真幸

1
 ゴードン・スミスはイギリスの博物学者、狩猟家。明治期に長く日本に滞在し、生物標本・文物を収集したことで知られる。  本書は、ゴードン・スミスの日記から日本に関する部分を抜粋した邦訳。大英博物館へ送るための魚、哺乳類、鳥類などを集めており、網を仕掛けたり、銃猟に精を出したりと忙しい。  彼の日記の特徴は、雇った日本人絵師に描かせた絵がたくさん入り、写真も多数が貼りこまれ、そのほかの紙ものもいろいろ貼付されているところ。色鮮やかに明治の日本を伝えてくれる。  博物学好きなら一読の必要がある。 2022/02/04

みこれっと

1
昔の日本人の素のままが垣間見れて面白い。やっぱり活き造りはかなり残酷に見えたんだね(笑)ところてんのこと、美味しいゼリーと表現していたり、感受性豊か!自分はイギリス人のままどっぷりと日本をおおいに楽しみ味わい尽くしたんだなあと思う。好奇心旺盛ってこういうことなんだね。2020/10/02

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