出版社内容情報
日本文学の冒険はじまる
男たちの眼前で、トウシューズが煮えていく。靴の主は、マリー・タリオーニ。
十九世紀を代表する、ヨーロッパの名ダンサーである。
その伝説の靴を、愛好家たちは競り落とし――食べようとしていた。
えっ、本当に食べるの? 鍋をのぞき込みながら、牽制し合う男たち。
ぐつぐつ、ぐつぐつ。
気づくと中には、ピョートル一世、井上保三郎、高崎の観音像、そして令和の大学生まで。洋の東西、過去現在を超えた食材が投げ込まれていた――。
異能の作家が、世界文学の門をくぐり、供した一皿。
【編集担当からのおすすめ情報】
前々作『海岸通り』で芥川賞ノミネート、前作『箱庭クロニクル』で吉川英治賞を受賞するなど、純文、エンタメ両サイドから注目を集める作家がまたやってくれました! 「GOAT summer 2025 」一挙掲載で大反響となった一作。ぜひご賞味ください。
【目次】
内容説明
男たちの眼前で、トウシューズが煮えていく。靴の主は、マリー・タリオーニ。十九世紀を代表する、ヨーロッパの名ダンサーである。その伝説の靴を、愛好家たちは競り落とし―食べようとしていた。えっ、本当に食べるの?鍋をのぞき込みながら、牽制し合う男たち。ぐつぐつ、ぐつぐつ。気づくと中には、ピョートル一世、井上保三郎、高崎の観音像、そして令和の大学生まで。洋の東西、過去現在を超えた食材が投げ込まれていた―。
著者等紹介
坂崎かおる[サカサキカオル]
1984年東京都生まれ。「リモート」で第1回かぐやSFコンテスト審査員特別賞、「嘘つき姫」で第4回百合文芸小説コンテスト大賞。既刊に『嘘つき姫』、第171回芥川賞候補作の『海岸通り』、第46回吉川英治文学新人賞受賞作『箱庭クロニクル』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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