月とアマリリス

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093867450
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編

声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。

『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞後、『星を掬う』『宙ごはん』で同賞に3年連続ノミネート。人間ドラマを中心に執筆してきた町田そのこさん、初のサスペンス巨編!

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。
遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。
遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。
遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。
自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。



【編集担当からのおすすめ情報】
「ミステリーを書きませんか?」その一言から始まった作品です。
当初、数行だったプロットに大きな変化が起きたのは、2023年4月、ノンフィクションライターの宇都宮直子さんへの取材でした。お話を聞いていたはずの町田さんが、突然あふれ出るものを止められない様子でストーリーを語る姿は一生忘れません。2時間の濃密な時間を過ごした後、書き上げたプロットは100枚を超えていました。
好評だった「STORY BOX」の連載に書き下ろしのラストを加えるだけでなく、大幅な加筆・改稿を重ねて完成しました。サスペンス巨編とうたっていますが、さまざまな人生を送る人々の感情を余すことなく描く町田作品であることは違いありません。多くの方々に読んでいただけたらと思います。

内容説明

北九州の山中で発見された白骨化した遺体。あなたは誰?どんな人生を送ったの―。本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編。

著者等紹介

町田そのこ[マチダソノコ]
一九八〇年福岡県生まれ。二〇一六年「カメルーンの青い魚」で第十五回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。二〇一七年、同作を含む短編集「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で二〇ニー年本屋大賞を受賞。著書に『宙ごはん』『夜明けのはざま』『わたしの知る花』『ドヴォルザークに染まるころ』、「コンビニ兄弟」シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

306
町田 そのこは、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、著者の新境地でしょうか、社会派厭ミステリの佳作でした。超少子高齢化の今、子供、女性、弱者を社会が守らなくてはいけません。 https://www.shogakukan.co.jp/pr/amaryllis/2025/04/04

さてさて

294
『たくさんの大きな声の中に埋もれて消えてなくなりそうな言葉を拾い上げ、響かせることができるのが記者だ。わたしはそう信じてきた』。一人の記者として事件の舞台裏に隠された真実を追い求めていく主人公のみちる。この作品にはそんなみちるの目を通して事件の舞台裏に眠るまさかの事ごとを浮かび上がらせていく物語が描かれていました。町田さんらしくさまざまな社会問題に光を当てるこの作品。雑誌記者の”お仕事小説”の側面も見せるこの作品。みちると共に真実に辿り着いた読者に去来するさまざまな思いが強く胸を打つ素晴らしい作品でした。2025/03/03

パトラッシュ

291
仕事に挫折した元ライターの女性が、地元で発覚した死体遺棄事件を追いながら自信を取り戻す姿を描き出す。話の展開は面白く、過去の傷に苦しみながら逃げるのをやめて向き合うドラマは読んでいて好感が持てる。やはり辛さを抱えて必死に生きてきた周囲の人びとも、彼女の懸命さを目の当たりにして勇気を出さねばと悟るのだから。しかし明らかになったのは、クズ男とダメ女の共依存の果てに起きた不必要な死という救いようのない事実。ヒロインが逃げるのをやめるラストは希望の光が瞬くが、明日に希望を持てない日本人の劣化こそ本当のテーマかも。2025/05/02

のぶ

202
サスペンスものだったが、その色よりも人の心理に迫る物語。自分の罪を抱え込むみちる。周りの反応とどう立ち直るかを深く掘り下げていく。他の人物もどこからが自分の罪か葛藤する様が辛くもあり、疑問にも思わされる。どう受け止めているか個々の思いも深い。強さに甘えて依存する心があった。思考を委ねる弱さがあった。場面は違ってもそんな心の弱さに共感する。町田さんにとって初めてのサスペンスのようですが、サスペンス作家という人とは違った新鮮さがあり、楽しく読む事ができた。2025/03/13

おしゃべりメガネ

178
さすが町田さん、圧巻かつ圧倒的な作品をまたここに降臨させてきました。本屋大賞受賞で既に人気実力共に誰もが才能を疑いませんが、本作はまたそれらの評価をイッキに爆進させるべく内容です。サスペンスであり、重厚な人間ドラマでもある本作は終盤まで、まさしく息をもつかせぬ展開でつき進みます。そして終盤からラストにかけては町田さんならではの涙なしには読めないドラマチックな描写で、読了まで誘います。詳細はあえてふれず、皆さんの手で本書にぜひチャレンジしていただき、この上ない至福の読書時間を過ごしていただきたいと思います。2025/04/20

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