逃亡犯とゆびきり

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逃亡犯とゆびきり

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867443
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

親友が、シリアルキラーになった

フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。エロやお笑い記事を書きながら、いずれは社会派のルポをと願っていた未散には願ってもない仕事だ。
転落死した15歳の少女・清水萌香は、死亡時スマートフォンを所持しておらず、「あたしは一一七人に殺された」という遺書を残していた。周囲の人間の、萌香に対する評価もさまざまだ。深まる謎に翻弄されつつ書いた記事の「前編」が雑誌に掲載された日、未散のスマホに着信が入る。それは、高校時代、未散にフリーライターとしての基礎をもたらした、親友・古沢福子からだった。「記事、読んだぞ」「2-Aの神崎を思い出したよ」とだけ告げて電話は切れる。しかしその言葉は、萌香の抱えていた闇を明らかにするものだった。
事件の真相に迫る「後編」の記事は評判を呼び、未散はライターとしての知名度を上げる。しかしそれを福子に伝えることは叶わない。なぜなら、福子は4人の男女を殺害した容疑で指名手配中の身だからだ。どこにいるかも、連絡先もわからない。次第に、未散は福子からの電話を心待ちにするようになる。それが、前代未聞の事件の端緒になるとも知らずに……。


【編集担当からのおすすめ情報】
『死刑にいたる病』、「殺人依存症」シリーズ、「ホーンテッド・キャンパス」シリーズなど、ヒット作を次々に生み出す櫛木理宇さんの最新刊。
シリアルキラーとして追われる身となった親友との、ちょっと歪んだシスターフッド。その先に待ち構える、思いもよらない展開とは? 櫛木作品ファンも、初めて手に取る人にもおすすめな、ノンストップ・サスペンス!

内容説明

ライターの世良未散は、「女子中学生墜落死事件」の取材をしていた。死亡した少女はスマートフォンを所持しておらず、謎めいた遺書を残していた。疑問ばかりが募るなか、未散に一本の電話が入る。それは高校時代の親友、古沢福子からだった。彼女の言葉に、事件の真相を暴くヒントを見つける未散。果たして記事は話題となったが、未散は福子にそれを伝えることはできない。なぜなら福子は、4人を殺害し指名手配中の逃亡犯だからだ―。

著者等紹介

櫛木理宇[クシキリウ]
1972年、新潟県生まれ。2012年、「ホーンテッド・キャンパス」で第十九回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。また同年「赤と白」で第二十五回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

253
櫛木 理宇は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、イヤミス事件ルポライター連作短編集でした。オススメは、『一一七人の敵』&『クロゼットの骨』です。続編もありそうな感じのエンディングでした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093867442025/01/24

いつでも母さん

165
私はすぐ洗脳されちゃうタイプだと思うんだ(櫛木理宇に)犯罪なのに、福子に肩入れしちゃってる。だからこんなラストは許せちゃう。いつもの櫛木理宇より読みやすい(当方比)グロさが控えめだからかな?(いや、グロいけど)連作6話グイグイ進んだ。ライター・未散と福子の関係が気になって・・過去の事件を追う未散を通して、見る角度が違えば真実もまた違うことを櫛木理宇が問う。そして、人はそんなにも忘れられる事を厭うのかー何故だ。私の中にもあるのだ『クロゼットの骸骨』きっとあなたにも・・2025/01/08

モルク

142
4人を殺害し逃亡している高校時代の親友古沢福子のヒント、アドバイスで過去の事件を掘り起こし記事にするライター未散。些細な事件にもそれ相当の真相があり未散も頭角を現してくる。古沢福子も未散も家族の愛を受けたことのない過去、生い立ちを持っていた。「クロゼットの骸骨」とは家庭の秘密、内輪の恥を表す言葉だそうだ。どこの土地、どんな家庭にも他人には話せない、隠しておきたいことが箪笥や引出しの中にある。それにしても、古沢福子、あなたのことが知りたくて読み進める。どこまでも逃げて!そして新たな幸せを見つけて!と願う。2025/03/12

ちょろこ

131
物事には理由がある。それをまざまざと感じた一冊。フリーライターの未散の元に指名手配中の友人、福子からの突然の連絡が。彼女が告げる言葉が鍵となり未散の記事が数々の事件の見えざる裏側を炙り出す。それまで見えていた景色を一変させる驚きはミステリっぽい面白さがあるものの、そこは櫛木作品。見えない鎖に縛られたゆえの理由というドラマにどんよりと。諦め、楽を選ぶ人生もまたあること。福子が抱えたものには特に複雑な思いを抱かずにはいられない。行間からも伝わる友人としての感情の絡み合いが見せる葛藤が印象的な終章が心に残った。2025/01/22

hirokun

130
★4 事件の真相を追いかける連作短編の社会派推理小説。事件の裏側を丁寧に解き明かすことで、単純な犯罪のみではなく、人に操られ引き起こされる犯罪が存在する可能性について分かり易く表現されたいる。日本社会における男尊女卑の強い影響力と家族の関係性について、櫛木さんの作品は気が付かせてくれることが多い。 2025/01/18

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