碧血の碑

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867375
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

堂々たる「敗者」たちの、知られざる物語。

三条大橋、養浩館、江戸城、横須賀造船所、碧血碑。
現代にも残る所縁の地に宿る、堂々たる「歴史の敗者」たちの、知られざる物語。
時代を超え、魂震わす傑作小説集。

「総司、三条大橋で京娘と恋をしてこい」
近藤勇の命を受けた沖田は医師の娘と逢瀬を重ねるも、任務の真の目的を前に恋と大義の間で揺れ動く(「七分咲き」)。

「されば、御免!」
福井藩主・松平慶永との初引見で、突如池に飛び込んだ藩士こそ橋本左内。夭折の志士が、養浩館に残した秘密とは(「蛟竜逝キテ」)。

「これは女子(おなご)の戦いであらしゃいます!」
政略結婚のため江戸城に入った和宮。大奥は京風と武家風で激しく対立するも、和宮自身は夫の徳川家茂、そして義母の天璋院篤姫に惹かれていく(「おいやさま」)。

「日本人が、私の期待に応えられるか否かは知らないがね」
立身出世の野望を胸に横須賀へ来た、若きフランス人技師ヴェルニー。一本のネジを後生大事に持ち歩く風変わりなサムライ・小栗上野介との友情の行方は(「セ・シ・ボン」)。

「赤神氏は、隠れた人生の機微を「敗者」の歴史から掘り起こす天才だ」榎木孝明氏(俳優)

【編集担当からのおすすめ情報】
『はぐれ鴉』で大藪春彦賞を受賞した赤神諒氏が一話一話丁寧に描き切った、渾身の幕末小説集。
第二話、福井の養浩館を舞台にした「蛟竜逝キテ」は錚々たる編纂委員による『時代小説ザ・ベスト 2024』(日本文藝家協会・編)にも選出されています。

担当者のイチ推しは、第三話「おいやさま」。
大奥でのバトルをこわごわと面白がっているうちに、「いやや」が口癖だった和宮の成長や、徳川家茂とのふれあい、江戸城が危機に陥ったときの天璋院との女の友情に、胸を熱くし、思わず涙しながら編集作業をしていました。

現代にも残る全国の名所を舞台にしているので、本書を持って足を運んでみるのも楽しいかもしれません。

内容説明

激動の幕末維新、表舞台から去った者たちは、何を遺したのか。三条大橋、養浩館、江戸城、横須賀造船所、碧血碑―いまも残る所縁の地に宿る、彼らの知られざる物語。

著者等紹介

赤神諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。上智大学教授、弁護士。2017年『大友二階崩れ』(「義と愛と」改題)で第九回日経小説大賞を受賞しデビュー。23年『はぐれ鴉』で第二十五回大薮春彦賞、24年『佐渡絢爛』で第十三回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

horihori【レビューがたまって追っつかない】

26
手に取った理由を忘れたまま読み始めたけれど、我ながらナイスな選書だった。三条大橋、養浩館、江戸城、横須賀造船所、碧血碑。現代にも残る所縁の地に宿る「歴史の敗者」たちの、知られざる物語。2024/12/15

mitubatigril

9
幕末期の日本で活躍した人達の語られる事のない出来事をそこに関係していたであろう人達が思い出を語るようにつづられている。 新選組の沖田総司の甘酸っぱい恋の話 橋本左内の天才振りに理解力のあった松平春嶽 皇族の威信と誇りを持って降嫁した和宮の変化と江戸城の無血開城 フランス人技士による小栗上野介への信頼度の深まりなど 墓碑銘に相応しい内容だった2025/01/05

chuji

3
久喜市立中央図書館の本。2024年10月初版。第一話「七分咲─沖田総司」=「STORY BOX」2024年5月号、7月号。第二話「蛟竜逝キテ─橋本左内」=「STORY BOX」2023年11月号。第三話「おいやさま─和宮」書き下ろし。第四話「セ・シ・ボン─横須賀造船所・フランソワ・レオンス・ヴェルニー」書き下ろし。結び「函館誄歌─碧血碑・柳川熊吉」書き下ろし。五話粒揃いの珠玉短編集。タイトル頁にオオカマキリの挿絵が在り、何故?と思い読み続けると各話にカマキリが登場し、結びでは「拝み虫」として出てきました。2024/12/17

ゆぅ

2
短編集。歴史の敗者が物語それぞれの主人公ということですが悲壮感よりも熱く胸に迫る作品が多かったです。敵わぬ恋、貫く想い、固い友情……いっぱい泣きました。2025/02/09

nonbiri nonta

2
幕末から維新にかけてを切り取った短編集。 主人公は、沖田総司、松平春嶽と橋本左内、篤姫と和宮、小栗上野介とフランス人お抱え技師ヴェルニー。 いずれも破れ去る側の人達だがそれぞれがその使命を果たし次代へと繋いでゆきその後の明治国家がある。 好作品。2025/01/15

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