大きな玉ねぎの下で

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大きな玉ねぎの下で

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  • サイズ 46判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867290
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今夜、武道館で。切なく響く約束の物語。

80年代。小田原の高校で放送部に所属する虎太郎は、部長の大樹がFM雑誌の文通コーナーに気まぐれで募集をかけた高校生・今日子との文通の代筆を頼まれる。お互いの写真交換をしてテンションのあがる大樹に、書道二段の虎太郎は断れなかった。まわりで話せない好きなハードロックの話でしだいに盛り上がるふたり。やがて、虎太郎は今日子に好意を抱くようになっていた。

現代。都内の美大に通う美優は、卒論制作に気持ちを傾けることが難しくなっていた。まわりのレベルの高さと自分を比べてしまい、心の支えになっていたはずの恋人の彰も社会人になり、距離を感じる日々が続いていたのだ。そんな美優は、あるラジオ番組に耳を傾け続けていた。

映画『大きな玉ねぎの下で』ストーリー原案者が贈る、もうひとつの約束の物語。


【編集担当者からのおすすめ情報】
80年代の名曲、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」が、時を経て、小説と映画でまったく別のストーリーとして展開します。
映画『大きな玉ねぎの下で』は25年2月7日、神尾楓珠さん、桜田ひよりさん主演で全国公開予定。
本小説の著者・中村航さんがストーリー原案を担当しています。

内容説明

現代。ラジオの投稿仲間に失恋を励まされた女子美大生。80年代。代筆を頼まれた親友の文通相手が気になる男子高校生。ストーリーが、あの名曲と響き合う。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
岐阜県生まれ。2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昼寝ねこ

132
1986年の世界ではペンフレンドになるロック好きの男女高校生。2024年の世界では恋愛に悩む大人の恋人たち。その2つの世界が並行して語られる。タイムスリップ系のSFではなく最後まで年代が交差することはない。でも想いや人生は確実に交差していた。それがわかるラストシーンが切ない。ペンフレンドやラジオ投稿が鍵なのは爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で』が下敷きだからだろう。ストーリーの流れもそれに近い。80年代が青春だった人は懐かしくて泣けるかもだが歌のイメージを優先するあまり小説としては中途半端な感じもした。2024/12/10

モルク

118
文通を始めた男女の高校生の1986年、失恋をラジオの投稿仲間に励まされる女子大生を中心とする2024年の話が交互に描かれる。親の目を気にしてかけた電話、公衆電話まで十円玉をいくつも握りしめて駆けていった思い出。手紙が来るのを待った日々…懐かしいなあ。あの頃は携帯電話がなかったから遠距離恋愛は難しかった。爆風スランプサンプラザ中野くんの歌声が頭の中でグルグルまわる。後半は号泣ではないが涙が滲む。伝えられるときに言葉を伝え、大事な人には会えるときには会っておきたい。2025/01/11

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

94
(2024-148)【図書館本-103】♪ペンフレンドの、二人の恋は〜♪あの爆風スランプの名曲がモチーフとなる青春物。1986年と2024年が行き来する物語。物語の展開はありきたりで、ほぼ予想通りに進行する。FM番組雑誌の文通コーナーがきっかけとなる二人。彼女の為にお気に入りの曲をセレクトして作ったカセットテープ、勇気を出してかけた電話先に父親が出た時のショック!あるよなあ。(笑)出てくる曲もボン・ジョビやレインボーなどなどと、1980年代の色々が懐かしい。経歴を見たらやっぱり作者は同年代でした。★★★+2024/10/09

ウッディ

89
ペンフレンド募集の投稿をした友人の代筆から、今日子と文通することになった虎太郎、洋楽という共通の話題で盛り上がり、互いに惹かれ合うようになる。それから時を経た2024年、80年代の洋楽ハードロックのラジオリクエストをしたリスナー二人は、互いの好きな曲があまりにも似ていることに驚く。文通、エアチェック、ガールフレンドの自宅への電話など、懐かしく切ないアイテム満載で、それが時を越えて今に繋がるという構成も秀逸でした。虎太郎が送ったカセットの曲をBGMに、可能性しか無かったあの頃の自分に思いを馳せました。2025/04/08

ツン

81
2024年の子どもたち(大学生)、1984年の親たち(高校生)が交互に描かれる。中村さんの終わり方は後日談がなく、こういうふうに匂わせで終わることが多いけど、子どもたちがどうなるかはなんとなく想像できるけど、親たちの分はもう少し後の分まで読みたかった(笑)来年の映画も観に行きたいと思います。2024/10/04

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