赤パンラプソディ

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赤パンラプソディ

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「クセつよ」家族の愛おしく波瀾万丈な日々

長年の夢であった小説家デビューを果たしたものの、担当編集者から「ボツ」をくらい二作目を出せず鬱々とする古都子は、漫画家である娘たちから60歳の誕生日を祝われ、赤いパンツをプレゼントされるがまったく喜べない。運動不足が祟り「脂肪肝」と診断され落ち込む長女・杏菜と、頑固でコミュ障だが天才気質の次女・瑠花、家族中から世紀末的に嫌われている夫と、愛猫のカンちゃん……。個性の強い4人+1匹の暮らしは一筋縄にはいかない。あるとき次女が、夫が建てた家を自分たちで稼いだお金でリフォームすると言い出して!?
46歳で大学入学、61歳で小説家デビューした著者が、自身の波瀾万丈な人生をベースに書いた、たくさん笑ってたくさん泣ける痛快「クセつよ」還暦小説!!


【編集担当からのおすすめ情報】
作家・村山由佳さんが推薦コメントをお寄せくださいました!
「本音で生きるには勇気が要る。けれど人生はこんなにも輝く。
そして猫は、そんなこと全部知っている」

著者は46歳で大学入学、61歳で第13回小学館文庫小説賞を受賞し、長年の夢であった小説家デビューを果たしました。娘二人は第74回小学館新人コミック大賞青年部門大賞を受賞し漫画家コンビ・キリエとして活躍中。2019年に福士蒼汰さん主演でドラマ化され話題になった「4分間のマリーゴールド」では、娘の原作を著者がノベライズしたことでも注目されました。
今作はフィクションではありますが、実際の桐衣さんご家族を彷彿とさせる設定になっていて、だからこそ描ける圧倒的なリアリティや、外では見せないであろう家庭内での丁々発止のやり取りが痛快でたまりません。登場人物それぞれのクセがつよすぎて声を出して笑ってしまうシーンもしばしば。明日を生きる勇気をもらえること、請け合いです!!

内容説明

泣いても笑っても還暦は還暦。「クセつよ」家族の波瀾万丈な日々!!

著者等紹介

桐衣朝子[キリエアサコ]
1951年、大阪府生まれ。2012年、第十三回小学館文庫小説賞を受賞し『薔薇とビスケット』でデビューした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

50
キャラが強い家族の物語。限りなく事実に近い小説らしいです。久しぶりの賑やかな物語でしたので楽しく読みました。何だかとても逞しく元気になれます。登場人物に娘二人がいるのですが、この二人が愉快です。毎週木曜日、FM岩手で放送されている年の差13歳の姉妹がパーソナリティの「おもかげ横丁スナックいがわ」という番組があるんですが、この番組を思い出しました。2024/09/28

sayuri

40
帯には「作家・村山由佳さん激推し!!」の文字。となれば読むしかない。結果とても面白かった。著者の桐衣さん自身の実体験をベースにしているだけあって、どのエピソードもリアルで楽しい。二作目が出ないまま還暦を迎えた小説家の古都子、昔はモテまくりだったのに、今は脂肪肝に落ち込む長女・杏菜、コミュ障だけど天才気質の次女・瑠花、家族全員から嫌われ、「下のおじさん」と呼ばれている夫。+愛猫のカンちゃん。桜沢家に巻き起こる小さな事件の数々に何度も噴き出し、共感し、愛おしさが募った。エピローグは最高。「クセつよ家族」最高。2024/09/02

タピオカ

19
61歳で作家デビューした著者の自伝的小説。どうしようもない夫とは家庭内別居で、2人の娘たちと仲良く暮らす様子が、面白おかしく描いてある。母(筆者)と娘とそれぞれの視点で母娘の心の通う様子がわかる。「人生って浦島太郎物語なんだなぁ」に共感!ワイワイと遊び呆けているうちに、いつの間にか老人になってしまってるなんて。でもそんな悲哀も後悔も、笑い飛ばせるような元気が、この本にはありました。博多弁の会話も、すんなり入ってきて、とても良かった。2024/10/02

ユウ

6
どうやら、本作は、描かれている多くが事実に基づいている自伝的な小説らしい。途中、インターネットで検索しながら読み進めたが、この作者は凄い人だ。並大抵の人間では決して出来ない様々な事を成し遂げてきたスーパーウーマン。素直に頭が下がる。だがしかし、この小説はつまらない。全編に渡って徹底的にボケまくるドタバタコメディであるが、一度も笑えなかった。ユーモアのセンスは全く無い方なのだろう。だが凄い方だ。次作に期待しよう。2024/09/04

ゆり

6
ご自身の話より娘さんたちの話が多め。小説というよりはエッセイ漫画の原作という感じで、漫画で読んだら面白そうだなと思いました2024/08/02

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