やっかいな食卓

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やっかいな食卓

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866538
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

69歳大型新人の滋味溢れる家族「食」小説

「義母さん、うちの子に食べ物を与えないでください」
「孫にごはんを食べさせて何が悪いんだい」

3人の子どもを育てながら、外交官の妻として世界各地を渡り歩いてきた高畠凛子。夫に先立たれ、独身の長男と暮らしていたものの、その長男も突然の事故死――。しかし気丈で好奇心旺盛な凛子は得意の料理を楽しみながら忙しい日々を独り楽しんでいた。
一方、凛子の次男・健の妻であるユキは、フードスタイリストとしてのキャリアアップを目指してめまぐるしく働いている。不登校気味の息子は気になりつつも、家事は分担・効率化すべき、家の食事は簡素でよしという信念で、あくまでも仕事優先の毎日。
ある日、健が凛子とユキそれぞれに提案する。「みんなで一緒に住まない?」。
気ままな生活が脅かされるのを危惧する凛子。義母との相性は最悪だと自認しているユキ。苦し紛れにまとめ上げた折衷案は「一緒に住むけれど、食卓は別々」。
一つ屋根の下に暮らし始めた4人に早速、「やっかいな」事件が勃発。二つの食卓は衝突しながら、徐々にその境界線を危うくしていくのだった……。
多彩で魅力的な食のシーンも充実した、珠玉の一皿のような傑作家族小説。



【編集担当からのおすすめ情報】
元外交官の妻として世界各国で暮らし、様々な文化や料理を学んできた著者の経験と知識が詰め込まれた傑作「食」小説。69歳と年齢を重ねてきたからこその深い洞察も、独自のスパイスとなって物語を引き立てている。

内容説明

お義母さん、うちの子に食べ物を与えないでください!孫にごはんを食べさせて何が悪いんだい!専業主婦として家庭を支えてきた料理上手の姑。フードスタイリストだが日々の食事は簡素でよしとする嫁。一つ屋根の下で二つの食卓がぶつかって、やっかいな出来事が次々と巻き起こる。多彩で魅力的な料理シーンも満載!令和時代の家族“食”小説。

著者等紹介

御木本あかり[ミキモトアカリ]
1953年、千葉県出身。お茶の水女子大学理学部卒業後、NHK入局。夫の海外転勤で退職し、その後通算23年、外交官の妻として世界9カ国で生活。本名・神谷ちづ子名義でエッセイ『オバ道』、『女性の見識』などの著書があるが、小説家としては本作がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

103
嫁姑問題、不登校、隠し子、認知症と盛りだくさんな内容だったけど、お話は重くなくて読みやすく面白かったです。自分は凛子、ユキ、どっち側だろうと考えながら読んだけど、凛子に共感してる自分がいて。そうか、私は姑側かとちょっと寂しい気持ちにもなったし老後とか考えさせられた😳美味しいものを前に仏頂面する人はいない。料理の描写がとても魅力的でした。食べること、大事にしよう。2024/04/06

よつば🍀

74
確かにこれは厄介だ。専業主婦として家庭を支えてきた料理上手の姑・高畠凛子。かたやフードスタイリストだが日々の食事は簡素で良しとする次男の嫁・ユキ。長男が急死した事で突如次男家族が同居する事に。二世帯同居と言えど互いの食卓事情は筒抜け。気になる姑と放って置いて欲しい嫁。のっけから不穏な空気が立ち上る。それだけでも気持ちがざわつくのに長男の隠し子が現れたり親の病気が発覚したり高畠家の日常は何とも目まぐるしい。家族とはなんて厄介なものなんだろうと思わずにはいられない。苦味にひとさじの愛情をブレンドした家族小説。2023/01/08

ミナミハハ

55
今の時代の家族のリアルな問題を描いている。親と子供各々の生活を守り自分らしく生活するための距離感大切。進化型二世帯住宅。シェアハウス(旧友達と)。当然世代間で考え方が違う。そんな時、ホッコリと美味しい食べ物が出てくる。時代は変わっても家族が食卓を囲む事は大切だと痛感する。料理下手な私は読んで食べた気になるしかない…そこだけが残念。2023/03/10

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

44
面白く一気読みでした。今まで違う世界で暮らしてきた人達が、突然同じ空間を過ごすのは本当に大変だし、自分自身がそうなったら・・・いや、そうなりたくない。でも距離感はちょっとしたきっかけ、歩み寄りにより縮まるとは思うが。食に関する話なので、美味しいものが沢山でした。2023/03/14

Karl Heintz Schneider

44
義父が亡くなり義母の住む広い家に同居する事になった次男一家。30代のワーキングマザー・ユキはお互いに干渉しないことを重視する。70代の専業主婦・凛子は息子一家のお世話を焼きたいし役に立ちたい。当然のごとく二人の間に火花が散り間に挟まれた長男・建はオロオロするばかり。よくある嫁姑ネタではあるが違うのは語り手が数ページごとに嫁と姑で入れ替わること。立場が変われば、考え方も変わる。なるほどなあと読みながら感心してしまった。30代の頃だったらユキの肩を持ったかもしれないが60代の今凛子に共感しつつある事に気づく。2023/01/07

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