後家殺し

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後家殺し

  • 山本 一力【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 小学館(2019/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865586
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直木賞作家が落語演題を大胆な解釈で小説化

●子別れ
腕は良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、勢いにまかせて遊郭ですべて溶かしてしまった。ついに愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。
●景清
腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。按摩の修行を始めたものの、かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。
●後家殺し
刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、森田座にて開かれた義太夫の小屋で、常吉は運命の女に出会う。
●火事息子
蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。幼少から火消しに憧れている藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。
●柳田格之進
彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、格之進の出費を気遣い、万屋の離れにて行われることになった。二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。


【編集担当からのおすすめ情報】
『あかね空』で直木賞を受賞した山本一力氏は、講演やコメンテーターを数多くつとめていることもあり、高い知名度と確実な読者を獲得しています。本作は前作「芝浜」につづき、落語に材をとった短編集です。時代小説ファンのみならず落語ファンも楽しめる一冊です。

内容説明

あの女に惚れたが、運の尽き。直木賞作家が人間の情念と愛憎を描く傑作落語時代小説。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知県生まれ。97年「蒼龍」で第七七回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タイ子

82
落語ネタを物語に仕立てた5つの短編集。本作は笑える落語ではなく、古典的な人間の情念や家族の愛情をしんみりと、そしてお約束のサゲで落とすという一力さん流の時代小説。熊五郎が酒に溺れて妻子に出て行かれ遊女を嫁にもらうが…と言う「子別れ」はなんと一時間半もの大ネタらしい(30分で聞いたことはある)「後家殺し」は良い話から一転すさまじい話に。落語で聞くのもいいけど、知らないネタをじっくり物語として読めるのは嬉しい限り。本作が第二弾なので次も是非書いていただきたい。2020/04/08

紫 綺

68
山本さんの真骨頂、人情時代物短編5編。特に「柳田格之進」は、このキャラで一冊イケそうな清々しいお話。古き良き時代物♪2020/01/05

テクパパザンビア

34
面白かった。けどやっぱり落語家が高座で演る方がいいに決まってる。桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝、立川談志、桂枝雀など名人で聞いてみたい。2020/04/16

Makoto Yamamoto

23
全体として一力節が今少し伝わってこなかったのは残念。 最後の柳田格之進は大丈夫だったが、他の編が期待通りではなかった。 次作を期待したい。 2020/02/12

ひさか

15
小説現代2018年4月号:子別れ、STORY BOX2018 年10,11月号:景清、2018 年12月号2019年1月号:後家殺し、2018 年6,7月号:火事息子、2018 年8,9月号:柳田格之進の5つの古典落語な話に加筆修正して、2019年12月小学館から刊行。落語小説シリーズ2作目。落語というより、一力さんの講談です。2020/09/03

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