水辺のブッダ

個数:
電子版価格
¥1,584
  • 電書あり

水辺のブッダ

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2024年04月26日 16時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093865418
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ベストセラー『あん』著者新時代の感動長篇

多摩川の河川敷で、仲間のホームレスたちと共に生活する望太。一度は死を選びながらも、彼らに救われ、やるせない思いを抱えながら生きている。
そこからさほど遠くない街で、女子高生の絵里は、世の中に対する怒りとむなしさを抱えて暮らしていた。家族の中での疎外感に耐えられなくなったころ、ある男と出会い、事件に巻き込まれてしまう。
そしてふたりの過去が次第に明かされてゆく・・・。

誰の人生にも、冷酷な人間の心の闇に触れて絶望するときがあれば、人と出会い、深く語り通じ合い、光に満ちた美しい瞬間もある。

世の中の片隅で懸命に生きる人々の傍らに立つドリアン助川が描く、ふたりの”生きる”物語。

河瀬直美監督、樹木希林・永瀬正敏主演で映画化もされ、世界12言語で翻訳出版され国内外でベストセラーとなっている『あん』の著者の、新時代最初の感動長篇!

内容説明

川辺で生きるホームレスの望太と、都会の闇に溺れゆく孤独な少女・絵里。誰の人生にも、冷酷な人間の心の闇に触れて絶望するときがあれば、人と出会い、深く語り通じ合い、光に満ちた美しい瞬間もある。絶望と希望。死とエロス。プリズムのようにきらめく、ふたりの“生きる”物語。世の中の片隅で懸命に生きる人々の傍らに立つドリアン助川が、魂を込めて描く、人生の再構築。

著者等紹介

ドリアン助川[ドリアンスケガワ]
1962年東京都生まれ、神戸育ち。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。放送作家などを経て、1990年「叫ぶ詩人の会」を結成。テレビ番組やラジオ深夜放送のパーソナリティなどで人気を博す。2015年に発表した小説『あん』は映画化され、世界の十二言語に翻訳、2017年にフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)」を受賞。日本ペンクラブ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

117
読了後に去来するささやかな安堵と微かな哀愁。ない交ぜとなる感情をよそに強くうったえかけてくるメッセージ-『生きることをあきらめない』。さすがです、ドリアン(スマン、あえて呼び捨て)。生きる意志を失っていたのか死を求めていたのか。流れついた多摩川河川敷で新たなホームレス仲間と暮らし始めた望太。懺悔、贖罪、希望、出会い-過ぎし日をみつめ、明日にのぞむ。水辺での営みが再び彼に生をあたえる。…「どうしようもなくなったら二人で泣けばいい」-終盤、穏やかにほぐれていく絵里の心境に救われる思いです。2019/07/06

ゆみねこ

106
ホームレスになった望太には、重い過去があった。多摩川の河川敷で暮らすブンさんと知り合い少しずつ変わって行く望太。近くに暮らす、辛い毎日を送る女子高生の絵里。安直なハッピーエンドではありませんが、絵里が幸せに生きてくれたら良いと思いました。2019/06/23

mocha

98
人生のレールを踏み外すと、浮かび上がるのは難しい。過去の過ちからホームレスとなった望太。生き別れた娘は父の事情を知らぬまま実の母にも疎まれ、未成年で風俗嬢となる。どちらも泥沼を這いずるような毎日。いつか再会の日は来るのか?ホームレス仲間のブンさんが語る聖者のような言葉に、少しずつ上を向き始める望太だったが…。つらいけど先が気になって目を背けられない。こういう現実はきっとたくさんあるのだろう。望太が自分を赦し解放されるには、このラストしかなかったんだろうな。2019/09/30

おつぼねー

91
「どうしようもなくなったら川で泣けばいい。その涙は海まで運んでくれるはずだから…。」あー、父娘の心が繋がった!終始胸が締めつけられるように重い展開で、その部分だけはキラキラした川面のような安らぎだった。2019/10/11

いたろう

83
新宿から多摩川にたどり着いたホームレスの望太。川で死のうと思った彼は、河川敷のホームレスたちに助けられ、その地で暮らし始める。そこで出会ったブンさんは、哲学的な物言いをする、ホームレスたちの間で一目置かれる人物。そもそも望太は、何故、ホームレスになったのか。何故、毎夜のようにうなされているのか。ブンさんとの出会いは、望太に何をもたらすのか。そして、もう一人。家に居場所をなくし、未成年であることを隠して風俗で働く絵里。彼女の人生に救いはあるのか。それでも、今、この瞬間=「時間の先端」は、未来に向かっている。2019/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13865834
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。