僕の未来だった君へ

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僕の未来だった君へ

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

21歳新鋭が描くピュアな初恋ファンタジー

「私、雪女なんです」

実家を離れ、不器用に生きている理系男子、高専生の高垣直樹(19歳)は、春の桜並木の下で雪女を自称する不思議な少女、笹目雪と出会う。初めは困惑する直樹だったが、雪の雪女らしい?突飛な行動に振り回されながらも少しずつ彼女に心を開いていく。直樹には、小学生時代、初恋の相手を守り切れなかったという心の傷があった。雪の励ましにより、直樹は周囲との関わりにおいても確実に変わっていく。
しかし、冬の訪れと共に雪は彼の前から姿を消してしまう。彼女を探し回り、ついにその元へたどり着いた直樹が紡ぐ言葉とは…。
『完治』することは決してない傷に対して、「僕」はどう向き合うのか。
心が温もる、ほのかな恋愛ストーリー。


【編集担当からのおすすめ情報】
木更津工業高等専門学校(高専)在学時に小学館文庫小説賞を受賞して早2年半。実は、受賞作とはまったく違う、ゼロから紡ぎ上げた長編小説デビュー作になります。受賞作の殺人マシンが登場する暗黒小説の中で際だって美しかった初恋小説のパートに着目。
「現在の鳥海さんでしか書けない恋愛小説をお願いします!」のムチャぶりリクエストに応えて、著者が19歳から21歳までの2年半をかけて、大切に大切に生み、育んだ物語です。
とても若くみずみずしい、恋愛小説と呼べないくらい無垢な物語。
今の彼でしか書き得なかった、純粋の結晶がキラキラしています。現在21歳。21歳の本気と真心こもった作品を、ご堪能ください。
装画は、美しい色彩で人気の高いげみさんです。


目次

一 桜 7

二 紫陽花 33

三 追憶 56

四 秋風 129

五 落葉 178

巡 風花 196

鳥海 嶺[トリウミ リョウ]
著・文・その他

内容説明

周囲とうまくいかず、息苦しい思いを抱えて生きている直樹は、桜並木の下で「私、雪女なんです」と名乗る不思議な少女、雪と出会う。最初は困惑する直樹だったが、次第に彼女に心を開いていく。直樹には、大切な初恋の相手を守れなかった、という深い心の傷があった。雪の励ましにより、徐々に変わっていく直樹。ところが、冬の訪れとともに、雪は彼の前から姿を消してしまう…。忘れていた大切なものをそっと揺り動かす、ほんのりラブストーリー。

著者等紹介

鳥海嶺[トリウミリョウ]
1996年、千葉県千葉市に生まれる。木更津工業高等専門学校環境都市工学科修了。在学中の2016年に、第十七回小学館文庫小説賞を受賞。毎日の勤務の傍ら、休日などに執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美葉

37
よく分からない話だったな…。キャラクター設定が曖昧で、読みにくかった。もう少し、雪ちゃんや直樹の周りの人のエピソードを入れてほしかったかな。表紙は綺麗。2018/12/03

昼夜

20
初対面で「私雪女なんです」と言われても会話を続けて知り合いになる主人公が凄いと思った。読みやすいし応援したい主人公なんですけど冬将軍、雪女、北風小僧のキャラクターが出てくるならもうちょっとエピソードが欲しくなりました。2018/07/15

ぴよ子

14
前向きな切なさを感じるファンタジーでした。読みやすい文章で、2時間もかからずに読めました。雪女との日々は温かく、このまま恋になっていくのかなーと思いましたが、割とあっさりした感じでした。北風小僧の寒太郎は出てくる必要あったのかな。ちょっと物足りなさも感じました。2018/06/09

きたさん

13
突然目の前に現れた、雪女と名乗る若い女性。幼い頃のトラウマ。家族との不仲。作品を構成するかなりの要素がライト文芸なので、なんで一般文芸扱いなんだろう、という疑問を抱きつつの読書でした。読んでいくうちにライト文芸にしてはお行儀がよく、展開も素直すぎ、ジュブナイルとして読むべき作品だ、と理解できたので納得。家族の問題を最後まで放り投げたままだったのが、下手にまとめるよりはいいかという感じで逆に満足。2018/10/16

かおすけ

11
【NetGalleyJP】ある春の日に、高専生の高垣直樹は、桜並木の下で出会った女性に「私、雪女なんです」と言われる。彼女の名前は笹目雪(ささめゆき)。直樹は、自分は雪女だと主張して譲らない雪に合わせながら、少しずつ親交を深めていく。/青春&ファンタジー。直樹と雪が過ごす四季の描写がきれいでした。成績に進路にクラブにバイトに恋。学生特有の忙しさや悩みに懐かしくなりました。直樹の未来が明るいことを祈っています。2018/06/28

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