さよなら、ムッシュ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093864671
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

話すぬいぐるみと出版社校正男子の友情物語

愛しい涙がとめどなく流れた。この本はきっとみんなの宝物。
--池田エライザさん(モデル・女優)
松本大洋氏がカバー装画が描きおろした、話すコアラのぬいぐるみと出版社校正男子の切なさMAXの友情物語。

小さな出版社で校正の仕事をしている森星太朗は、幼いころ他界した作家で母の文子が残してくれたコアラのぬいぐるみを大事にしていた。
そのぬいぐるみは、母が亡くなったその日、しゃべりだし、以来、無二の親友になっていたのだ(もちろん、世間には内緒にして)。
そんなある日、しゃっくりがとまらなくなった星太朗に大きな転機が訪れる。

片岡 翔[カタオカ ショウ]
著・文・その他

内容説明

小さな出版社で校正の仕事をしている森星太朗は、幼いころ他界した作家で母の文子が残してくれたコアラのぬいぐるみを大事にしていた。そのぬいぐるみは、母が亡くなったその日、しゃべりだし、以来、無二の親友になっていたのだ(もちろん、世間には内緒にして)。そんなある日、しゃっくりがとまらなくなった星太朗に大きな転機が訪れる。コアラのぬいぐるみと出版社校正男子の切なさMAXの友情物語。

著者等紹介

片岡翔[カタオカショウ]
1982年、北海道生まれ。2010年、「くらげくん」が全国各地の映画祭で7つのグランプリを含む14冠を達成。2014年に初の長編映画「1/11」で商業映画デビュー。15年「たまごちゃんとコックボー」が公開。脚本家として、映画「きいろいゾウ」など。『さよなら、ムッシュ』が小説デビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

223
めっちゃ泣いた。亡くなったお母さんの手作りのコアラのぬいぐるみのムッシュと27歳の星太朗の物語。喋ることができるムッシュがとても優しくて可愛い♡それぞれの気持ちがよくわかり、いっぱい涙。ムッシュの一生懸命さがたまらない。お母さんが託した想いで喋れるようになったんだろうな。「死ぬのが怖いのは大好きな人と別れないといけないからだ。でもそれよりももっと一番怖いことは大好きな人を守れないことだ」「見えなくても星はそこにあるんだよ」松本大洋さんの装画も素晴らしい!切ないけど温かい優しい涙が溢れる素敵な作品♡大好き♡2018/04/19

紫綺

142
不治の病で余命半年の青年星太郎と、子どもの頃から苦楽を共にしてきたちょっと不思議なぬいぐるみのほの哀しい物語。生き抜くってことを優しく導いてくれる一冊。2017/09/02

のんき

102
ムッシュにやられました、泣かされました。彼女もいないし、家族もいない、でも星太朗は、幸せだったと思います。ムッシュがいたから。ほんとに、ムッシュはいい子すぎ!心配してくれたり、励ましてくれたり、笑わせてくれたり、喧嘩もするけど、友だちみたいで、親みたいで、子どもっぽいところもあります。そんなムッシュに教えられました。逃げないで、ヤケにならないで生きるってことを。わたしにはムッシュがいないから、猫ちゃんで我慢するかあ(猫ちゃんに失礼か、ゴメン、猫ちゃん)あとコアラのマーチが食べたくなっちゃったあ2018/01/20

chiru

91
トイストーリーとテッドを思い出してしまう、しゃべるぬいぐるみ「ムッシュ」と青年の物語。 青年に宣告される母と同じ病気と余命。 ムッシュが青年に提案したのは、やりたい事リストを書き出して、かなえて行くこと。 死を目前にした青年が知った本当の苦しみは『できなかったこと』ではなく、死んでしまったら『大切な人を守れないこと』。 亡くなるシーンの描写は間接的なだけに静謐で淡く、ふたりの絆に泣けてしまいました。 ★3.52018/09/05

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

90
87/100点 初読みの作家さんですが、素晴らしい作品に出会うことが出来ました。最初は難病ものに、喋るヌイグルミ。何てありきたりな設定だと、全然期待せずに読み始めたのですが、見事良い方に裏切られました。余命半年という限られた時間の中で、星太朗とムッシュ、互いが互いを想いやる姿に感動しました。後半部分ではウルウルが押し寄せて来て大変でした。余韻の残るラストの終わり方も好みでした。疑問に思うところも何ヶ所か残りますが、切ない中にも心が温まり、読み終わって身近なものに優しい気持ちになれる、オススメの作品です。2017/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11728780
  • ご注意事項

最近チェックした商品