小説王

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093864404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

文芸冬の時代に放つ激熱エンタテインメント

大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束したが、編集長の交代などで、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな中、俊太郎は起死回生の一手を思いつく。三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?
小説の役割は終わったのか? 「STORY BOX」連載時から、作家・編集者・書店員の方々をざわつかせた問題作がついに刊行。小説をめぐる、男たちの熱きドラマ! 『イノセント・デイズ』『95』で大注目の作家が、文芸冬の時代に放つ、激熱のエンタテインメント!!


【編集担当からのおすすめ情報】
装画は、故・土田世紀先生の『編集王』のカットを使用。
読んでいただいた書店員さんから、熱いコメントが多数寄せられています。

早見 和真[ハヤミ カズマサ]

内容説明

三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカ!!全国の書店の方々をザワつかせた問題作ついに刊行!物語に救われたことはあるか?

著者等紹介

早見和真[ハヤミカズマサ]
1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。15年『イノセント・デイズ』で第六八回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

244
書店で表紙とタイトルに魅かれて読みました。早見和真、初読です。小説&編集に対する愛&情熱を感じた一冊で、一気読みです。但し、小説王と言えるレベルまでではないかなぁ。ピート・ローズのイチローに対する発言ではないですが、小説女王(クイーン)か騎士(ナイト)レベルではないでしょうか?2016/07/30

修一朗

152
表紙カット通りの,暑苦しいほどにアツい汗だく本です。マンガ「編集王」のカットの一部だそう。出版不況もあるだろうし銀座での接待とかホテルでのカンヅメといった昔のイメージは減って作家と編集者との関係性も変わってきているんだろうと思う一方,営業と一緒に本が売れるしくみを考えるのが編集者の大事な取り組みになっているのだと思う。小柳君は作家の才能をとことん信じる編集者,面白い物語を作るために文字通り命がけという職人気質が魅力的だ。作家というより編集者の物語。ドラマは録ってあるのでこれから観てみます。 2019/04/23

takaC

139
予約人数×4週も待たされようやく手元に来てから7日寝かした後に2日で読了。作中最後まで内容をほとんど隠蔽したままだった吉田豊隆『エピローグ』をとても読みたくなった。この年1月15日に『エピローグ』が惜しくも逃した賞は芥川賞じゃなくて直木賞だよね。きっと。2017/01/24

ゆみねこ

105
横浜の小学校でともに学級新聞を作った同級生。一人は若いころに文芸誌の新人賞を受賞し、もう一人はそれを読み、編集者になることに。文芸書の冬の時代に、熱く物語を綴り、それを世に出す。とても面白かったです。本好きならば読む価値ありの1冊。2016/06/28

みかん🍊

102
出版業界のお仕事小説というと最近は手垢がついてきた感じですが、これは小学校の同級生の作家と編集者幼馴染二人の目線から書かれた1冊の本を出版する熱い話、小説を書きあげる生みの苦しみ、厳しい出版業界の中で売れない文芸書を作って行く苦しみ、良い本が売れるとは限らない、面白本とは人それぞれで、同じ本でも面白かったと絶賛する人もいれば、ちっとも面白くなかったと思う人もいる、その人の好み、年齢、立場によっても違ってくるものだと思う。本好きとしては作家さんにも編集者さんにも面白と思える本を作っていって貰いたいものだ。2016/06/07

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