東京帝大叡古教授

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  • サイズ B6判/ページ数 459p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093864084
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本初! 文系の天才博士が事件を解決!

それでも地球は動いている。――こう語ったイタリアの科学者の名前を冠した大ヒットシリーズがある。ミステリーの主人公には、かように天才物理学者や、天才数学者がしばしば登場する。たしかに、理系の天才は見えやすい。
しかしながら、天才は文系にも存在している。
中世の修道院を舞台にしたミステリー『薔薇の名前』で知られる哲学者ウンベルト・エーコなど、その一人であろう。
この物語は、そんな文系の天才が登場するミステリーである。
物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。大著『日本政治史之研究』で知られる彼は、法律・政治などの社会科学にとどまらず、語学・文学・史学など人文科学にも通じる”知の巨人”である。
その知の巨人が、連続殺人事件に遭遇する。
時代は明治。殺されたのは帝大の教授たち。事件の背景には、生まれたばかりの近代国家「日本」が抱えた悩ましい政治の火種があった。

内容説明

最高学府で連続殺人!謎を解くのは天才哲学者「ウンベルト・エーコ」ならぬ天才政治学者「ウノベ・エーコ」。他を圧する「知の巨人」が開示していく事件の真相は、まさに予測不能。ラストは鳥肌モノ!!

著者等紹介

門井慶喜[カドイヨシノブ]
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

154
この作家さんは「天才たちの値段」という美術に関する推理ものを読んだだけですが印象に残っていて手に取りました。ドラマ化されていたようですが見ていません。明治期の実在あるいは架空の人物が出てきて楽しめます。私は読んでいて谷口ジローさんと関川さんのコミックを思い出しました。かなり楽しめました。2016/04/29

遥かなる想い

125
明治時代の東京帝大を舞台に 天才政治学者 叡古教授が事件を解決していく作品である。 ミステリーというよりも、明治の風物詩的印象が強い。日露戦争から 日比谷焼き討ち事件までの風景が 大学視点で描かれ、新鮮である。 重光葵の生き様を 読了後、復習したくなる …軽い筆致の作品だった。2021/09/30

れみ

120
熊本から東京へやってきた阿蘇藤太(仮名)は、東京帝大の宇野辺叡古教授と出会い、次々と起こる事件を調べることになる…というお話。前にドラマになった本だな…と手に取ってみたら、表紙に描かれた叡古教授を見て、そうか…叡古って(ウンベルト・)エーコか!と今更ながら気付く^^;昨年、エーコの「薔薇の名前」をウンウン言いながら読んだんだけど、物語の構成とか共通点があるように思えた。それに、歴史上の人物がたくさん登場するので、今までに見た歴史もののドラマや映画のこともいろいろ思い出した。2019/01/27

紅はこべ

114
語り手は実はあの有名な誰それでしたというオチなんだろうなと思っていたが、実際そうだったが、人選としては地味。現在の日本の状況と本作がリンクするのは、作家の想像力のなせる業か。七博士と現政権がどうしても重なってしまう。しかしこういう作品が候補作になるとは、直木賞も変わったものだ。ウンベルト・エーコをもじっているんだよね。2015/09/22

chantal(シャンタール)

87
時は明治38年、熊本から上京して来た藤太は帝国大学叡古教授の元で奇妙な教授殺人事件に巻き込まれる。事件自体はミステリーとも呼べないようなもので、スーパーマンの如く叡古教授が解決してしまうのだが、維新後の日本の大きな変化、明治の風俗や政治の歴史を改めて勉強する事が出来、なかなか面白かった。そして、マスコミ等に踊らされ、簡単に迎合する民衆や世論の恐ろしさも・・叡古教授の「人が学ぶのは、よい学位を得るためではない。よい職業に就くためでもない。(中略)人が学ぶのは、自分でものを考えるためだ。」この言葉が重い。2020/10/14

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