青春ぱんだバンド

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093863322
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

鼻の奥がツンとする本格青春小説が誕生!

琵琶湖畔を舞台とする高校3年生5人のバンドを巡る熱く切ないひと夏の物語。舞台は2001年ごろの琵琶湖を望む滋賀県長浜市。京都に近いが北陸にも近いという微妙な田舎町。主人公は地元の名門校に通う高校3年生男子。大学受験の大事な夏休みに、地元のヤンキー農業高校生に脅されて学園祭出演バンドを作ることに。ほかのメンバーは医学部志望とアイドル好きの同級生。そして演奏曲としてきまったのはなぜか「さだまさし」? ピアノが巧みな不良美少女への思いも高まる。数々の困難を乗り越え、果たしてバンドは舞台に立てるのか。思いもしなかった高校最後の夏が始まる。……。
地方の名門高校生を取り巻く旧態依然とした教師たちへのアンチテーゼを織り込みながら、大人となった彼らのそれぞれの人生も描く。

内容説明

琵琶湖を舞台に、にわかバンドを結成した高校3年生5人組のとびきり熱くキュートなひと夏の物語。第3回『きらら文学賞』受賞。

著者等紹介

瀧上耕[タキガミコウ]
1982年、滋賀県生まれ。立命館大学産業社会学部卒。臨時教員を経て教職に就く。『青春ぱんだバンド』で第3回『きらら文学賞』受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムック

12
読みやすくて面白くて一気読み。かなり笑えて最後にはホロリときて、読後には、友達っていい、高校時代に音楽やりたかったな~と素直に思えた一冊でした。しかしまっさん(さだまさしさん)の曲をロックに思える日が来るとは…(笑)これからテレビで見かける度にこの作品を思い出してしまいそうです。瀧上さん、これがデビュー作とは恐るべし!これからも追っかけます♪2012/09/14

yumiha

8
中学生の購入希望図書。私も田舎の受験校育ちだったので、学校の事なかれ主義の対応や同級生の無関心ぶりにはそうだったと思い出して、なつかしくほろ苦かった。でも、おいしい鮒寿司、あんな使い方をしたら、鮒寿司に失礼でっせ。ただ、イマドキの中学生の読んでいるラノベとかとは、随分違う世界なので、他の生徒が読んでくれるかどうか心配だな。2013/08/10

のみちゃん

8
タイトルと表紙に惹かれ、期待せずに読み始めたが久々に大ヒット作品だった。本当に一喜一憂しながら楽しめ、日本語に関する不満も抱かずに読み進められた。著者と同世代の北陸出身者であることもあり、凄く共感できたり「悔しいわ…。同じ時代を過ごしたのに、私にはこれは書けない」と思ったりした。同著者の次作が出たら、必ず読みたいと思う。2012/12/07

ぬらりひょん

7
ものすごぉ〜くピンポイントでローカルなお話。そして青春です。最近、朝日新聞の書評欄の”滋賀県”で紹介されてました。実は再読なのですが、ありがたいことにすっぱり忘れてて新たな気持ちで楽しく読了しました。滋賀県(特に湖北)の自虐ネタ(しがさくとかひどくない?)としか思えないところもあり、滋賀県民はこれをどう感じるんでしょう。「下妻物語」の滋賀県版?ともかく計算高い奴らばかりの中で、後先考えず突っ走る彼らに、いっぱい勇気をもらいました。ヨシカワさんはやっぱり現実的な女子だったけどね〜。おもしろかったー。2023/02/16

高橋 (犬塚)裕道

7
星2.5。鬱屈した高校生達の話。あまり面白いとは思わなかった。自分の高校をディスりすぎで読んでて嫌になった。2023/01/21

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