ミシシッピーのお袋

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093863131
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元気な老人たちが活躍ユーモアクライム小説

物語はアメリカ深南部のニューオリンズから始まる。「ミシシッピーのお袋」と恐れられたグラディスもギャングを引退、今や老人病院で余命三ヶ月という状態にある。頼りない息子の借金を返済しようと老体に鞭打って、遺産目当ての殺人に手をそめるが、そこから思いがけない事件が次々に起こる。まず死体消失、マンハッタンでの新たな死体のでっちあげ。ロッキーの隠し持つリムジンに同乗して(お袋、ビル、ハナコ、フリル=全員老人)の逃避行。ニューヨーク→ニュージャージー→ペンシルバニア→オハイオ→ニューオリンズ→テネシー(ナッシュビルでオルティングを誘拐)→テキサス(メキシコ国境の洞窟地帯での金ののべ板探し)。なぜか憎めない老人たちが大活躍する長篇痛快ミステリ。





【編集担当からのおすすめ情報】
ドナルド・E・ウエストレイクの翻訳ミステリのような味わいです!

内容説明

元ギャングの親分の妻・猛禽類のような“ミシシッピーのお袋”80歳。お袋の配下だった熱血ボーイの“ビル”78歳。ギャングの情婦だった美女“スカーレット・オハラ”66歳。地下鉄専門のスリ・黒人の“ハナコ”78歳。お袋の息子・機械いじりの天才“ロッキー”48歳。合わせて350歳の5人組が活躍。遺産目当ての殺人、死体消失、死体のでっちあげ、逃亡、誘拐、金ののべ板強奪―ひとくせある老人たちがアメリカ大陸を高級リムジンで駆け回る。書下ろしユーモア・ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

外道皇帝

3
元ギャングの親分の妻だったグラディスが頼りない息子のために滅茶苦茶な行動に出る。息子の妻を殺し、死体遺棄、死体のでっちあげ、誘拐などとても80歳とは思えない元気さ。かつての配下だったビルや、情婦だったスカーレット・オハラ、スリの黒人ハナコなど人生に行き詰まった者たちが改造リムジンに乗って駆けまわる。ユーモアミステリなのですが、微妙に中途半端。ここまでやるならいっそもっとハジけても良かったのでは、と思う。2012/01/12

さばお

2
「ミシシッピーのお袋」と呼ばれた元ギャングの老女が、息子の借金をなんとかしようと、病院のベッドから立ち上がる。その事が発端となり、昔の手下やギャングの情婦、スリの名人だった老女と一緒に高級リムジンに乗って逃避行することに。困った事に追いやられながらも、徐々に活力を取り戻していく老人たち。まるで外国映画を観ていたような感じで面白かったです。2011/12/06

Kyo

0
腐っても鯛、老いても猶…お袋最強。いや、最凶?2012/05/19

はつ

0
盛り上がりに欠けた退屈な逃走劇。もっとやりたい放題やっちゃえば良かったのに。今ひとつ惜しい。2012/03/08

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