ヒデブー

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093862028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ハンサムなデブのヒデブー(本名:山本英夫)は、ある日、大阪・鶴橋でカフェ&バーを営むトオルちゃんの店で見た『ダイ・ハード3』の「ハゲのくせに二日酔いのランニング姿のままごっつ走り回ってる、タフな」ブルース・ウィリスに感化される。さらに、新世界でサラリーマン相手にアコギな賭け将棋をやってるホームレスのサダオさんの「ゲームやゲーム、ゲームにはアコギもへったくれもあれへんのや」というセリフに興奮し、身体がムズムズして東京へ行くことを決意。奇しくも東京から観光に来ていたミチオとモエに通天閣のビリケンはんの前で出会ったヒデブーは、持ち前の行動力と図々しさと優しさを駆使し、帰京する二人に無理やりついていった…。第2回きらら文学賞受賞作。

著者等紹介

斧田のびる[オノダノビル]
1974年福島県生まれ。飲食関係の厨房アルバイターを続けながら小説を執筆。2001年別名で応募した『杉並区宇宙人』で「小説現代」新人賞最終候補。2008年『ヒデブー』で「第2回きらら文学賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴマ

3
幼いころに両親を亡くすも大阪は鶴橋の焼肉家のおばちゃんに育てられすくすくとデブデブと育つ。そんな体の通りのヒデブー、あるカップルに出会い思い立って東京へ。超ポジティブなヒデブーのなんでもひっつけるガムテープのような性格が織り成すお話。なんのこっちゃですが、ほんわかした読後感です。2011/06/14

gsf75000

1
ヒデブーの底抜けに明るいキャラクターと、テンポの良い関西弁が読んでいて何とも心地よい。明るく楽しく元気良く・・と、言うのは簡単だしこれがまっとうできればそんなに幸せなことはないのだけれど、ヒデブーの世界では「そんなん当たり前やないの」という感じで元気を分けてもらえた。良く食べ良く飲みよく笑う。そして迷ったらとにかく行動してみる。簡単なようで難しいことを、ヒデブーは天然のキャラクターと鶴橋のホルモン屋で自然に培われた哲学をもって軽々とこなしていく。そして本書は、「若者が旅に出る」話しでもある。昔からそうだが2010/09/16

ktsy

1
大阪人なら読めば楽しい。でも普通の情景文なども関西弁は正直読みにくい。人生はいろいろして、楽しまないといけないというのを教えてくれる一冊。2009/12/25

ニラ

0
主人公はいいでぶ!日常系は読むのが楽2012/02/18

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