内容説明
吉原で人斬り稼業に明け暮れていた御家人・大木歳三は、ある事件をきっかけに、島原遊廓の番所に詰め、与右衛門と名乗るようになる。島原に来てから刀を捨てた歳三が、廓内で起こる厄介事を次々に解決してゆく、艶物時代ミステリ。「第八回小学館文庫小説賞」受賞作品。
著者等紹介
中嶋隆[ナカジマタカシ]
1952年、長野県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。現在同大学教育学部教授。本作で「第八回小学館文庫小説賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オレンジ。
6
中嶋さん、初読み。流れるような筆運びで面白く読めました。表紙の絵と同様に適当に色っぽく廓が描かれておりました。2016/01/08
まりりんりん
2
短編連作集。京都島原と江戸吉原の廓が舞台。遊女たちのささやかな日常を守るために、裏の仕事をする男たち。人情話あり、政治絡みの陰謀話あり、男女の愛憎劇ありで、けっこう楽しめました。続編が出来そうな終わり方だったけど、その時は絶対また読みます!2013/01/14
中身はおじさん
1
これは、アレだ。出来の悪い翻訳モノを読まされているようで……。荒唐無稽でと、語り口がすんなりしていれば、進んでだまされるのだけれどもねぇ。2021/08/23
あすか
1
久々に微妙なものを読んだなー。 クライマックス直前まで我慢して読んだけど登場人物に魅力もなければ話に盛り上がりも無い。。。2020/01/21
markin
1
数年前に読んだ本だけど、内容忘れてた。吉原と島原の両方の花魁にモテるなんて、どんな人物なのだろう。吉原にもどって、これからが楽しみだ。吉弥(お吉)のその後も期待できそうなので、次の作品がみてみたい2012/09/24
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