出版社内容情報
天国の本屋 恋火、著者新境地ラブコメディ
松田真紀恵(人形町の花屋店長・25才)は恋をする暇もなかった。朝5時起きで花市場に仕入れに行き、気がつけば夜の9時。店の片づけのあと自分で夕食の支度をしてお風呂に入る頃には、もう起床時間まで5時間しかない。遊びに行くことはもちろん、流行りのドラマを見ることもできず(でも時間があっても見ない)、友達と長電話することはおろか(そもそも電話の平均通話時間は用件のみの約20秒)、ペディキュアはいうに及ばずマニキュアを塗る時間もない。そんなわけで、性格はきついわ、男っぽい言葉遣いながらものすごい美人なのに、もう1年11か月も恋をしていない。ところが、恋の神様のいたずらというべきか、ある日突然、元カレと20年彼女を慕い続けた幼なじみがあらわれて…。
内容説明
新大橋で号泣したことそれぞれ1回。幸せのブーケをつくること3回。フリオ・イグレシアスの曲連続80回。「愛のカセットテープ」片面残り時間5秒。脳内除夜の鐘108回。コソコソ筆談やりとり22回。電話を待つこと144時間。浅草花やしき園内ヘリコプター爆走7周。上野動物園内モノレール泣きながら3往復。本気でキスしたいと思ったこと、1回。死ぬほど笑いあえたこと、1回。ドキドキ×うるうる×キュンと切なく圧倒的にハッピーな結末が束になってやってくる。目眩むラブコメ大作戦。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
98
とても可愛いラブコメで、キュンとさせられます。恋ってどこに転がっているのかわからないものだなぁと思いました。ドタバタありきですし、王道のストーリーなんですけど、恋愛の甘さとあたたかさが感じられて心地よかったです。ほっこりする恋愛小説でした。ほのぼのとした感じがいいです。2016/10/16
ぶんこ
41
今風かもしれない(おちゃらけ)な文体、展開が苦手で途中でギブアップ。人形町が舞台、真紀恵のキャラは好きなのですが、とにかく文体がダメでした。残念。2019/02/25
うさっち
17
文章や( )の多さに馴染めず斜め読み。映画化されてるみたいなので、そちらの方が楽しめるかも。主人公が「男勝り」と言えば聞こえはいいけれど、とにかく口が悪すぎて私には合わなかった。2021/08/31
ひづる
11
王道ラブコメ。軽快な文章で、軽やかだけどもグイグイと物語に引き込まれる。結末なんてはなっから分かりきっているのが、読み進めるのが楽しくてしょうがなかった。たまにはこんな突き抜けて楽しい物語も心の糖分補給として必要。良い作品でした。2017/07/04
亮人
7
はじめは地の文の変に高いテンションに面食らったが、ストーリイ自体はまさしく「ラブコメ」でGOOD!!タイプは全く違うけど不器用なところが似た者同士な二人は本当にナイスカップルだ。読者をやきもきさせたりきゅんきゅんさせたり本当にラブコメの王道だと思う。2011/02/28
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