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出版社内容情報
援助交際やワールドカップから政治や経済まで、韓国の若い世代をとらえる最新の現象を65の興味あふれるエピソードで紹介。両国を同時に知る著者だから書ける日本では報じられない近くて遠い国の「いま」。
「シナブロ」というのは、古い韓国の言葉で「知らぬ間に少しずつ」という意味です。著者のアン・ヨンヒさんは、日韓共催のワールドカップを控えて、いま日本と韓国に必要なのは、この「知らぬ間に少しずつ」理解し合うことではないかと述べています。本書はそんなアンさんの切なる願いが込められた本であります。作家の村上龍氏の勧めで書かれた一編一編は、さながらひとつの物語のように、私たちが知らない最新の韓国の姿を活写しています。アンさんは韓国生まれですが、父親の仕事の関係で子供時代の数年間を日本で暮らしています。いまも日本語研究者そして通訳として日韓の橋渡しを果たしており、彼女が書いたものからは日本という国の姿もくっきりと浮きあがってきます。
目次
第1章 若者たち
第2章 日本
第3章 ワールドカップ
第4章 芸能界
第5章 政治
第6章 経済
第7章 事件
第8章 女性たち
第9章 教育
第10章 生活
著者等紹介
アンヨンヒ[アンヨンヒ]
韓国生まれの韓国人。小学校4年から高校1年まで、父親の仕事の関係で大阪在住。その後、韓国へ戻ったいわゆる帰国子女。ソウルの名門、梨花女子大卒業。大学院に進み、日本語の修士課程卒業。同時通訳からスタートして、放送コーディネーターや翻訳、トレンドについてのレポートなども発表。現在は、母校で日本語の講師を務めると同時に、韓国側の日本文化解禁と歩を合わせて日本の映画に初めて韓国の女優を出演させるプロデューサー的な仕事でも大活躍している
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