出版社内容情報
2001年いよいよ東京に新しいスタジアムが現れる。昨年Jリーグに新風を巻き起こしたFC東京の新たな挑戦が始まるのだ。求心力のない大都市東京で、地道な活動とチーム作りを続けてきたFC東京の戦略を詳述する。
2001年のJリーグ開幕。東京に新しいスタジアムが誕生する。それは、首都・東京にプロチームを…というサッカー界の悲願を背負って1997年に誕生したFC東京が、新たなステップに踏み出すことを意味する。1998年JFL優勝、1998年J2突破、2000年誰もが驚いた快進撃。だが、実は決して順風満帆だったのではなかった。Jリーグの舞台を夢見てボールを追い続けてきた選手、彼らを支えたスタッフたち。サッカーで地域の交流を図ろうと、行政を動かし始めた地元の住民たち。そして、東京にあるんだからと「東京ガス」のチームを応援してきたサポーター。小さなうねりが交わり、やがて巨山を動かしていった。本書は、サッカーに賭けられた夢の軌跡なのである。
目次
序章 2000年3月11日
第1章 奇跡―1999年
第2章 J1を目指して
第3章 ラストチャンス
第4章 SEXY TOKYO
第5章 旋風と挫折と
第6章 2001年、それぞれの挑戦
著者等紹介
荒川裕治[アワカワユウジ]
スポーツライター、1967年、島根県松江市に生まれる。小学校でサッカーボールに触れ、高校途中までサッカー部に所属。明治大学在学中から週刊誌でライター修業、現在に至る。94年に東京ガス時代の大熊清・現監督と知り合い、FC東京を取材し続けてきた
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