出版社内容情報
L.A.ドジャースのブレット・バトラーは、1996年シリーズ中にがんを宣告された。しかし、手術、闘病を経てカムバック。友情、家族愛、信仰に支えられ、ガンを克服するまでの軌跡を綴った感動の物語。
小柄な身体に秘めた熱い闘志で、大型選手が幅を利かせる大リーグの世界に挑み、苦闘の末に見事レギュラーの座をつかんだ男、ブレット・バトラー。しかし、30代も後半にさしかかり、L・A・ドジャースの精神的リーダーとしてチームを引っ張っていた彼を、突然ガンが襲う。野茂英雄が入団して2年目のシーズン半ばのことだ。バトラーは摘出手術のため戦線離脱し、リーグ優勝を目指すチームのためにシーズン中の復帰を心に誓う。そこに待ち受けていたのは、術後の耐え難い苦痛とカムバックのため自らに課した過酷なトレーニングだった。 96年秋、ガンを克服して奇跡的にフィールドに復帰し、全米を感動の渦に巻き込んだ大リーガー、ブレット・バトラーが、幼い頃から引退までの闘いと癒しの日々を赤裸々に語った一冊。ひとりのアメリカ人が、家族や友人、信仰に支えられ、自分を励ましながら生きていく姿は、生々しくも清々しい。
内容説明
バトラーは小学校一年のとき、『ぼくは大リーグの選手になりたい』という題の作文を書きました。彼の半生は子供のとき抱いたこの夢への挑戦でした。ところが、夢が実現して、そろそろ引退を考える年齢になったとき、突然ガンに襲われたのです。しかし、バトラーはここでもあきらめることなく、家族や友人たちの愛と敬虔なクリスチャンとしての堅固なる信仰を支えに、もう一つの挑戦を始めました。本書は、突然のガン宣告から始まり、幼いころからガン克服までの思い出を語ったものです。
目次
自分を信じて
最悪の事態
激痛
バトラー家の誇り
カリフォルニアからイリノイへ
152センチ、40キロ
夢を追いかけてオクラホマへ
ゴールはそこに
エブリン
これがすべて?〔ほか〕