バッハの鍵盤音楽

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  • サイズ B5判/ページ数 727p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784093860307
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

バッハの作品の中でも最も広く享受されてきた鍵盤音楽。バッハ研究の第一人者が、20世紀後半のバッハ研究の成果をあますところなくとりこみ、飛躍的発展を総括した、世界で最も新しく、最も詳しい、バッハの鍵盤音楽に関する著作である。巻末に用語解説・詳細な作品・人名索引を収録。演奏家から愛好者まで、バッハを愛するすべての人の座右の書、誕生。

 バッハが没して250年のあいだ、その音楽は人々の心を惹きつけ続けてきた。本書でいうところの鍵盤音楽(オルガンを除くクラヴィーア音楽全般)は、バッハの作品の中でも最も広く享受されてきた分野である。本書出版以前にもバッハの鍵盤音楽に関する本がいくつか出版されてきたが、それらはいずれも一時代前のものである。本書は20世紀後半のバッハ研究の成果をあますところなくとりこみ、現時点において世界で最も新しく、最も詳しい、バッハの鍵盤音楽に関する著作である。日本語版刊行にあたり著者のシューレンバーグ氏は、英語版の全面的な改訂を行い、日本語版の本書が、20世紀バッハ研究の総決算ともいえる役割を担っている。 巻末に用語解説、詳細な作品、人名索引を配し、演奏家、研究者、学生から、一般の音楽愛好家まで、バッハを愛するすべての人々にとっての座右の書となるはずである。

内容説明

本書は、バッハの全鍵盤音楽について書かれた世界で最も新しく、最も詳しく、最も信頼のおける書物である。

目次

バッハの鍵盤音楽への序説
演奏上の問題
バッハの鍵盤作品の様式とその発展
初期の組曲
初期のフーガ
種々の初期作品
トッカータ
協奏曲編曲
ヴィルトゥオーソ・フーガ
『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの音楽帳』と関連作品
<平均律クラヴィアータ曲集>(第1巻;第2巻)
<イギリス組曲>
<クラヴィアータ練習曲集>(第1部:6つのパルティータ;第2部およびその他の作品;第3部および同第4部)
<音楽の捧げもの>および<フーガ>
真作であることが疑わしい作品
『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』

著者等紹介

シューレンバーグ,デイヴィット[シューレンバーグ,デイヴィット][Schulenberg,David]
1955年生まれ。1976年ハーバード・カレッジ音楽学士、77年スタンフォード大学音楽修士、82年ニューヨーク州立大学学術博士取得。コロンビア大学助教授などを経て、2000年よりインディアナ州、ノートルダム大学助教授

佐藤望[サトウノゾミ]
1965年福岡県生まれ。1989年東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。92年同大学院修士課程修了。89年~91年にケルン大学、94年~96年にボーフム・ルール大学留学。17~18世紀のドイツ音楽理論に関する研究を進める。99年より、慶応義塾大学専任講師

木村佐千子[キムラサチコ]
1971年広島県生まれ。1997年東京芸術大学大学院修士課程音楽学専攻修了。95~99年ボーフム・ルール大学に留学。同時に、エッセン・フォルクヴァング音楽大学デュースブルク校にて、チェンバロを専攻。99年ボーフム・ルール大学より哲学博士号(音楽学)取得。99年より、東京芸術大学音楽学部楽理科常勤助手。専門は西洋音楽史、とくにJ.S.バッハの作品研究
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