出版社内容情報
著者が友人・知人に出し続けているドキッとする「ことば」のはがき集。返事をくれる人、受け取り拒否の人、コレクションする人ありと、ちょっと危ないはがき遊びの本。
著者が毎週一五○人もの友人・知人にアトランダムに出し続けている不思議な言葉のはがき集。「子どもは強制恋愛」「数字化する楽しみ」「批評より利用」「ホルモンからは逃げられない」「きすすき」「ためいきは誰に習ったのだろう」「光物の威力」「○は特別」など、一つずつ思いついたり考えたりした言葉は、モノゴトの本質を鋭く突いていたり、ふだん気がつかない感覚を不思議に言い当てていたりして意外に面白いのだ。一枚一枚に連続性はないが、それがかえって次に何が飛び出すかわからない面白さをもっている。そして、読者がこれをまねて遊ぶブームをつくり出せる力もひそかにもっていると思う。 書店のレジ脇に置き、読者がつい気になって開いてみたら意外に面白くて、つい買ってしまうという本である。