出版社内容情報
多発テロ・戦争が文明に問いかけているもの。
21世紀人類は暴力的秩序を越える新・文明を築くことができるのか!? アフガン、パキスタン、イスラエル、サウジへの長期取材を通して、多発テロ・戦争が私たちの文明に問いかけているものを徹底追及する。
内容説明
アフガニスタン、パキスタン、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア…、多くのイスラム国家を長年にわたって取材してきた国際ジャーナリスト大高未貴が、同時多発テロ後のパキスタンをさらに2度にわたって取材。悲惨な状況の中でも、ごく普通の人々が失わない人間的で最も素直な心情の中に、暴力を越える人間関係の新たな可能性を見いだす。“同時多発テロ=戦争”を独自の視点で凝視した、渾身のドキュメント。
目次
第1章 悪夢の始まり
第2章 難民と“神の子”と2001年9月
第3章 絶望の街・カブール1998年10月
第4章 謀略が錯綜する古都・ペシャワール1999年5月
第5章 憎しみの聖地・エルサレム2000年12月
第6章 オサマ・ビンラディンが生まれた街・ジェッダ2001年11月
第7章 パンドラの箱・アフガンに希望は残されたか?2001年11月
著者等紹介
大高未貴[オオタカミキ]
1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業後、旅行代理店に勤務。イスラエルでの研修旅行中にパレスチナ問題を知り、ジャーナリストを志す。その後、世界50か国をまわり、ダライラマ14世、アラファト議長などにインタビューし、宗教、生活文化など幅広いテーマで『sabra』『文芸春秋』『アエラ』などに寄稿している
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