こうふくろう

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  • サイズ 46判/ページ数 528p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093801300
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

社会派ミステリの名手によるクライム巨編

後味最凶の作家デビュー20周年記念作品!

二〇二〇年五月、大学生の芹沢涼風はコロナ禍の影響で息が詰まりそうになる毎日を過ごしていた。ある日、彼女が池袋の公園を訪れると、そこには同じように孤独に苛まれ、行き場をなくした者たちがいた。
血がつながっていなくても、戸籍上は同じ家族でなくても、強い絆で結ばれた「本物の家族」を作りたい――。涼風は親しくなった者たちと「こうふくろう」を立ち上げる。
しかし、いつしか想像を超えて巨大になった集団の内部では、日常的に犯罪行為が繰り返されるようになっていく。
不穏な日常、酷薄な悪い奴ら、鳥肌必至のラストシーン……これはあなたのすぐ隣にある物語。

人々の心に巣くい、世に蔓延る「闇」の根源を炙り出す、戦慄のクライム巨編!

「今までで一番ダークな作品になったかもしれません」(著者)




【目次】

内容説明

ただ「本物の家族」になりたかった―。二〇二〇年五月、大学生の芹沢涼風はコロナ禍の影響で息が詰まりそうになる毎日を過ごしていた。ある日、彼女が池袋の公園を訪れると、そこには同じように孤独に苛まれ、行き場をなくした者たちがいた。血がつながっていなくても、戸籍上は同じ家族でなくても、強い絆で結ばれた「本物の家族」を作りたい―。涼風は親しくなった者たちと「こうふくろう」を立ち上げる。しかし、いつしか想像を超えて巨大になった集団の内部では、日常的に犯罪行為が繰り返されるようになっていく。社会派ミステリの名手、作家生活20年の集大成。人々の心に巣くい、世に蔓延る「闇」の根源を炙り出す戦慄のクライム巨編!!

著者等紹介

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県生まれ。2005年に『天使のナイフ』で第五一回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年に『Aではない君と』で第三七回吉川英治文学新人賞、17年に「黄昏」で第七〇回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

159
血がつながっていなくても、戸籍上同じ家族でなくても、強い絆で結ばれた「本物の家族」を作りたい―芹沢涼風が西島翔達と立ち上げた『こうふくろう』巨大化した集団は、涼風達の手を離れて犯罪行為が常習化していた・・「本物の家族」かぁ。時はコロナ禍、閉塞感に若者の孤立が絡んで帯には『あなたのすぐ隣にある物語』とある。登場人物が多いのに加え別の呼び名が飛び交う為に混乱しながら、重たくイヤ~な空気感に支配されて読後感は悪い。池袋のフクロウ像はどんな目で彼らを見ていたのだろう。そして、ナイト・小堀颯太は何処へ・・2025/07/19

のぶ

71
登場人物が多く本名とニックネームが混在するので、読み進めるのに苦労した。血縁でなくても同じ思想を持つ集団『こうふくろう』を立ち上げた芹沢涼香。巨大化しすぎて手に負えなくなり、犯罪が行われ哀しい事態が発生する。未成年者、性犯罪、麻薬、コロナ禍の首切り等、誰もが陥るかもしれない穴はたくさんある。涼香の最後は少しだけ救いがあった。長い作品をどうにか読み切ったが、評価は薬丸さんの本の中ではあまり良いとは思えなかった。2025/07/23

シャコタンブルー

55
血がつながっていなくても自分を幸福にしてくれる存在こそが本物の家族なんじゃないかって― 家族を失い、縁を切り孤独と絶望の中で救ってくれたのが「こうふくろう」。そこは無垢な愛で満ちている理想郷なのか・・組織が存在するとそこにルールが出来それがいびつな掟に代わり、やがて犯罪につながっていく。このあたりの泥沼に嵌っていく様相が凄まじい。恐怖による支配から逃れられない状況が重苦しい。その一歩が犯罪になるが、それを躊躇しながらも踏み出すことのリアルな危険性を感じた。本名とペアレントネームの構成が鮮やかだった。2025/07/31

きょん

45
コロナで学校も仕事も失った若者たち。血の繋がった家族に失望し、強い絆で結ばれている本物の家族を作りたいというこうふくろうのメンバー。理想の姿から徐々に不穏な空気感が。池袋に実際あるいけふくろうは私にとっては身近な存在なので、居場所をなくした人達にとって本当の憩いの場所になるといい。2025/07/26

akiᵕ̈

37
フィクションとしては非常に読み応えがあり、読書の醍醐味をこれでもかと存分に味わえたが、読後はといえば、現代社会の闇がこれでもかと詰まった色んなものが体中に絡みついて、早く払い落としてスッキリさせたい気分になる。舞台はコロナの頃の話というのもその闇が深まってしまっている一因でもあるが、家族間での孤独、社会での孤独がとんでもない悪の温床へと誘われ破滅の道を辿る恐ろしさ、そこが蟻地獄の入り口だとは思わず、甘い言葉に足元をすくわれ地獄の底へと落とされ人生を狂わされる恐ろしさ。最後の父娘の会話が唯一の安堵で救いに。2025/06/29

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