出版社内容情報
井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他
目次
第1章 新生国家建設への道1 明治維新編―近代国家へと踏み出す「廃藩置県」の断行
第2章 新生国家建設への道2 明治政府のグランドデザイン編―日本の骨格作りと留守政府の奮闘
第3章 新生国家建設への道3 明治六年の政変編―「征韓論」とは何だったのか?
第4章 新生国家建設への道4 サムライたちの反抗編―陰謀に散った不運の男・江藤新平
第5章 新生国家建設への道5 サムライたちの反抗編2―“最強”の西郷軍はなぜ敗れたのか?
第6章 補遺編
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュラフ
39
西南戦争における西郷隆盛の心情というのがずっと分からなかった。教科書的には、征韓論に敗れて野にくだり、新政府のあり方に不満をもっての反乱ということだろうが、その明確な理由や心情は、司馬遼太郎の『跳ぶが如く』を読んでもよく分からない。またその戦略も、わざと敗けたように思えて仕方がない。これらに対しては、さすがの井沢も明確な答えはないようで、どこか歯切れがわるい。ただ事実としては、西南戦争をもって幕末からの混乱に終止符をうったということ。日本をひとつの国としてまとめるために、西郷が幕を引いたように思える。2017/07/08
きたぴー
28
明治新政府の創業期を描く。岩倉使節団に対する留守政府が極めて有能で鉄道建設や通貨・税制改革を進め、佐賀藩出身の江藤新平による人権確立や、副島種臣による中国との史上初の対等条約締結など多大な貢献があったと知った。井上馨や山県有朋の腐敗・汚職がなければ、外遊組と国内組は力を合わせられたか?彼らの罪は重い。そして彼らの指導者足り得た高杉晋作を失ったことの大きさを改めて感じる。国内で西郷と高杉が組んでいれば大久保との分裂も、西南戦争も大久保暗殺も無かったかもしれない。違った形で昭和を迎えられたのではと悔やまれる。2026/01/01
RASCAL
26
このシリーズもいよいよ明治。司馬遼太郎の「この国のかたち」に、西郷が汚職に走る井上、山県を指して「(倒した)徳川に申し訳ない」と言ったとあった。清濁併せのんで権力闘争に勝ち抜き、国づくりにまい進する大久保とあくまで存念を通し、旧武士層と心中してしまう西郷。その大久保も暗殺され、維新後10年にしてすべてのリーダーを失ってしまった日本。結果を知っている自分も「さあ、どうなる」と思うくらいに歴史はドラマチック。補講の護憲派や朝日新聞に対する非難は、その通りと思いますが、それにしても井沢さん、しつこい。2016/09/27
ren5000
25
ついにこの本を読み始めて四半世紀かあ。いよいよ明治維新に突入したけどあまり興味がなく学校の教科書ぐらいの知識しかないのでついて行くのがやっとでした。しかし巻末の補遺編は今までのおさらいの意味でも楽しく読めました。憲法改正が騒がれている中、左巻きの人たちへの言い分はいちいちもっともだけど、歴史学者への非難も含めてくどく感じるほどかなり憤ってるんだな井沢さん。2016/10/12
誰かのプリン
22
西郷隆盛は征韓論者ではなかった/岩倉や大久保は共に征韓論者だった。/佐賀の乱首謀者の江藤新平は、初め乱を起こさせないよう説得しに行った。読めば読むほど逆説であり、納得しました。また再読したいと思います。2017/08/11
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