出版社内容情報
高齢者の美しい生き方、老い方とは?
『人間の分際』『人間にとって成熟とは何か』『老いの才覚』など、「生き方・老い方」について綴ったエッセイが立て続けにベストセラーとなった著者・曽野綾子氏。84歳の現在も各紙誌で多くの連載を持つ著者の忌憚のない社会考察は、きれいごとや建前論とは一線を画す《すがすがしさ》を読む人に感じさせる。
本書では「高齢者の生き方」について綴ったエッセイのほか、社会の合言葉になりつつある「女性活躍社会」に対する疑問、さらに、「権利を過剰に求め、安心を保証しようとする社会風潮」への批判などで構成。曽野氏ならではの視点から、日本社会と日本人の甘えの構造を浮き彫りにする一冊。
内容説明
このごろ「利己的な年寄り」が増えたのではないでしょうか。老人は「適当な時に死ぬ義務」を果たさなくてはなりません。―『人間の分際』『老いの才覚』著者が「美しい老い方」を説く38篇の珠玉エッセイ。
目次
第1章 老人の分別とは何か(「年寄りだから偉い」のではない;老人学の必要性 ほか)
第2章 女性活躍社会の欺瞞(「男並み」でけっこう;橋は落ちるに違いない ほか)
第3章 「生き延びる力」を失った現代日本人(忘れるという能力;昔は静かにやりました ほか)
第4章 過保護な国に増幅する甘えの空気(浅き夢みて;それでも愛する祖国 ほか)
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年、ローマ法王によりヴァチカン有功十字勲章を受章。日本藝術院恩賜賞、吉川英治文化賞、菊池寛賞など受賞多数。1995年から2005年まで日本財団会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
ナミのママ
あきむら
kurumi
えっちゃん