がん哲学外来の話―殺到した患者と家族が笑顔を取り戻す

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093797887
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

もしがんになったら…死の恐怖に直面した時、何を支えにして生きていけばよいのか。カウンセリング「がん哲学外来」の全国的展開を目指す樋野医師が、患者とその家族のために、「病気でも人生を楽しむ」がんとの「共存の生き方」を説く。

内容説明

がんになっても、がんでは死なない―これが病気と共存する「天寿がん」の知恵だ!「いのち&こころ」を支える珠玉の言葉。

目次

第1章 がんになっても、がんでは死なない
第2章 『がん哲学外来』は「目下の急務」を見つける仕事
第3章 がん患者の「いのち&こころ」を支える言葉集
第4章 患者とともにがんと闘う家族の覚悟
第5章 それでも「死ぬ」という大事な仕事が残っている
特別付録 がん患者を見舞うときの新常識

著者等紹介

樋野興夫[ヒノオキオ]
1954年島根県生まれ。癌研病理部、米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォックスチェースがんセンター、癌研実験病理部長を経て、順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授に就任。2008年1~3月に、順天堂医院で試行的に開設した『がん哲学外来』が大きな評判を呼ぶ。肝癌、腎癌の研究での功績が認められ日本癌学会奨励賞、高松宮妃癌研究基金学術賞などを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

12
何故か夏休中に海辺で読破…。アマゾンで評価が高かったので手に取ってみました。「がんになっても、がんでは死なない」「死ぬという大事な仕事が残っている」テーマは重いですが、読んだら前向きなれるいい本でした。「子供は大人が考えているよりもずっと深くものを考え、洞察し、理解するものです。ただ言葉が巧みでないので、表現として出されるものが稚拙なだけです。」という文章で、この人信用できる!と思ってしまい、全体に素直に読めました。最終章「がん患者を見舞う時の新常識」は、がんに関係なくても読んでおくと気付くことあります。2011/08/16

こっこ

3
正直な所半分くらいは??でざーっと流し読み。でも、第四章から、心が慰められるような感じでした。病理学の先生なのに、心理カウンセラーのような先生のお話。また読みたいですが、借りた本~_~;ガンでなくても身内や友達に闘病中の方がいたり、介護や愛する人が亡くなった方の気持ちにも寄り添う話はとてもためになりました。2016/01/08

そのげる

2
死を考えることで生を知ることになる。本人はどうしたいのか主人公は本人、家族は日々そばに居てほしい。2009/10/12

yunico

1
とてもいい本でした。まだ全てを受け入れられないけど「淡々と生きる」。がんばりたいです。2018/06/14

っちっちっち

1
がんになった人がそれからどのようにして人生と向き合うか、がんにかかってしまった家族や知人を前に我々がどう対応したほうがいいか、がん患者を支える家族に対してどう声掛けしたらいいか・・・がん治療の最前線に立っていない病理医師の立場から見た現場の問題点と改善の提案書かれていると思う。私はまだ健康だが、健康なうちの読めたことはよかったと思う。これが急にガンと告知されたら混乱して大変だと思う。時々、人の存在意義とか幸せとか人生の質とか自分の中で考えてみよう。また相手を尊重しての距離感のとり方がいいと思った。2015/09/01

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