逆説の日本史〈14〉近世爛熟編―文治政治と忠臣蔵の謎

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逆説の日本史〈14〉近世爛熟編―文治政治と忠臣蔵の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093796842
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報



井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

「忠臣蔵」はデタラメだらけだ。その虚構と真実を解き明かす。

目次

第1章 武断政治から文治政治への展開2―忠臣蔵、その虚構と真実編(われわれ日本人は歴史を改訂した「忠臣蔵」の物語に洗脳されている;江戸時代の人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』には隠されたたくさんの「暗号」がある ほか)
第2章 武断政治から文治政治への展開3―将軍と側用人システム編(綱吉が「低身長症」であったことをなぜ当時の人は一人も記していないのか?;「綱吉暗君説」を生んだ“エスタブリッシュメント老中”の側用人への嫉妬 ほか)
第3章 武断政治から文治政治への展開4―大坂・江戸 大商人の世界編(清酒の大量生産で大儲けした鴻池が江戸時代に見た“平和”という“商機”;幕府はなぜ一国二通貨という不合理な制度を改め通貨を統一しなかったのか ほか)
第4章 江戸時代の東アジア外交1―明と日本編(朝鮮との貿易復活を急いだ家康が利用した「秀吉の失敗」と中原情勢;本来あり得ない「日本国王」の称号を使った家康に朝鮮が返書を送った真相 ほか)
第5章 江戸時代の東アジア外交2―琉球王国と日本編(明の傘下で安全を保障されていた琉球王国に始めて襲来した「秀吉」という危機;明との国交回復を実現するために幕府が琉球王国に持ち出した「聘礼問題」 ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひろき@巨人の肩

79
理想主義的な儒教のイデオロギーが日本と東アジアの歴史認識を歪曲し、現在に禍根を残す。日本では儒教的商人蔑視と、武士の金銭への「ケガレ」思想が相まって、浅野乱心を発端とする赤穂事件が「忠臣蔵」として美談化され、新井白石が元禄文化を醸成した綱吉を暗君と評するなど、武士階級では、行き過ぎた忠義と清貧を是とする風潮が生まれる。一方で、越後屋の正札文化、デリバティブの原点・大坂の米先物相場、本間宗久のローソク足発明と、庶民は「商人道」と「徳得主義」を背景に先進的な資本主義が発展した点は面白い。2023/04/30

優希

65
忠臣蔵と朝鮮という話題は好みではないのですが、勉強になりました。特に忠臣蔵の真実は、今語り草となっている出来事と異なっていたため、納得がいきます。己の正義のためなら何事も許されるという思考が作り上げられ、それがまかり通ってしまっているという論は賛同できますね。新たな視点で見ることで見えてくるものがあると感じさせられました。2018/04/09

背古巣

45
驚いたこと。徳川綱吉は名君だったという主張。13巻きを読んだ時にも書いたとは思うけど、改めて驚く。著者の論理は非常に説得力のあるもので、「そうだったかも」とは思うものの、やはり"生類憐みの令"は、犬ばかりを重んじて人命を軽んじる悪法だと思うので、素直には受け取れない…。今回は歴史の専門家へのダメ出しは控えめであったが、なんか、ダメ出しによってにんまりとしている自分もいるので、ちょっと残念だったかな。対朝鮮、対琉球の徳川幕府(家康)の思惑と対応が詳しく書かれていて、面白かったです。2022/05/18

kanaoka 57

10
赤穂浪士は、乱心の殿が果たせなかった殺人を代わりに実行することで再仕官を期待した。忠は義に通じるはずが、忠孝として不義が称えられた。無念を果たせなかった心情を慮った行為は正義となり、そこには怨霊信仰があった。それは純粋な動機であれば殉教者となれるということであり、後の二・二六事件にまでつながっていく。動機が不純でも結果が良ければいいという現実論と、結果はどうであれ動機こそが重要だという理想論。理想を現実世界で振りかざすことの恐ろしさを思わずにいられない。2015/10/01

よっしー

9
シリーズ14作目は、文治政治と忠臣蔵の謎。忠臣蔵について我々は何も知らない。忠臣蔵錯覚によって知ってるつもりになっているだけのようだ。本書を読めば確かにそう思ってしまう。浅野は統合失調症だったとは。それならば赤穂義士の討入は仇討ちでもなんでもない。目から鱗の内容だった。次に徳川綱吉。著者は綱吉を名君と言って憚らない。「ぶっ殺す」が当たり前だった時代にその常識を劇的に変えた功績は確かに素晴らしい。今の常識にかなり近い考えを持っていたということだ。その他、竹島の問題も取り上げられており大変興味深い内容だった。2024/03/06

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