出版社内容情報
あらゆる犯罪が集結する千葉県愛高市の刑事・我妻諒介は、「微笑んだ次の瞬間、凶暴になれる」と恐れられる破天荒な男。希望なき時代が産んだヒーロー・我妻と麻薬密輸業者との激闘を描く白熱の刑事アクション小説
主人公の我妻諒介は「微笑んだ次の瞬間、凶暴になれる」と恐れられる愛高署“最凶”の42歳の刑事。アクアライン開通によって人口が増加し、麻薬、青少年犯罪、汚職などあらゆる犯罪が集結しつつある千葉県湾岸の架空都市・愛高を舞台に、我妻と “女マトリ”烏丸瑛子が麻薬密輸業者に立ち向かう刑事アクション小説。 我妻は、まるで月のように、日本に溜まった悪によって輝き始める。そして彼の照り返しがやがて読者の心をも照らす。「タイトルの『烈火の月』にはそういう思いを込めている」と著者が語るように、我妻は誰もが閉塞感に押し潰されそうな現代にこそ輝きを増す、従来の刑事小説史上になかったニューヒーローといえる。
内容説明
憎悪と殺意で沸騰する街が生んだ破天荒な刑事・我妻諒介の決死の闘いが始まる―。刑事小説に“最凶”のヒーローが誕生。
著者等紹介
野沢尚[ノザワヒサシ]
1960年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部映画科卒。85年、テレビドラマ『眠れる森』『結婚前夜』で向田邦子賞を受賞。現在も第一線のシナリオライターとして映像界で活躍中である。97年に『破線のマリス』で第43回江戸川乱歩賞を、『恋愛時代』で島清恋愛文学賞を受賞し、本格的な作家活動に入る。2001年に『深紅』で吉川英治文学新人賞を受賞
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感想・レビュー
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いつでも母さん
Yuna Ioki☆
よう
なお太郎
バルトークの影