出版社内容情報
平安の人間絵巻が鼓動する、超大型歴史小説。平安後期の都に、ひとりの男子が誕生した。平清盛。武士社会におけるこの新星が、やがて堂上に上がり、貴族の天下の中で次第に頭角を現していく。そして天皇家を巻き込んだ源平相まみれた骨肉の戦い。また宿敵、源義朝との対決。いわゆる保元・平治の乱を通して、いよいよ清盛の権勢はふくれ上がる。第一巻では、清盛を中心に、平氏一族の野望と時代の人間模様を克明に描く。
平安後期の都に、ひとりの男子が誕生した。平清盛。武士社会におけるこの新星が、やがて堂上に上がり、貴族の天下の中で次第に頭角を現していく。そして天皇家を巻き込んだ源平相まみれた骨肉の戦い。また宿敵、源義朝との対決。いわゆる保元・平治の乱を通して、いよいよ清盛の権勢はふくれ上がる。第一巻では、清盛を中心に、平氏一族の野望と時代の人間模様を克明に描く。
内容説明
これは歴史の再現ではなく、人間の再現である。“森村史劇”の決定版ここにあり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dolls
2
王家の御家騒動にその番犬である源平の武士たちが巻き込まれ、保元の乱では血縁同士が血で血を洗う戦を。平治の乱ではついに源平は直接対決をした。貴族たちのエゴと武士たちの誇りがドラマチックに描かれている2巻が楽しみ2014/01/22
二分五厘
1
1996.10.29
冬坂健
1
恥ずかしながら、保元の乱と平治の乱がどのようなものであったのかが分かりました。もちろんフィクションなのですが、この辺りの時代ってあまり馴染みがないと思いません?2012/05/27
zx-sho2
1
☆★★★★ 大河ドラマ「平清盛」も同時に見ているが、テレビでは、「清盛」は、「血气方刚」の坂本竜馬式な「救世英雄」(今、日本必要とする人⁈)だけど、森村誠一のこの小説では、彼が公卿のような「谨小慎微」の一面も描かれている。なお、物語では、実際に殆どは清盛直接やったことではなく、寧ろ、平氏の頭として、組織的に「謀略」をめぐらせて、「リーダーシップ」を発揮されたことは、「清盛」としての存在価値である。2012/04/01
冬馬
0
私には、難しかった。 古典と向き合うには、まだまだ時間が必要だ。もう一度、覚悟を決めて読む機会を作りたい♪2023/08/27