マンガ古典文学<br> 方丈記

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方丈記

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093621939
  • NDC分類 914.42
  • Cコード C0393

出版社内容情報

日本名作古典文学コミック化シリーズ第3弾

日本の古典文学の名作を、ベテランの漫画家が原典に沿ってビジュアル化するコミック・シリーズ、大好評第3弾!
コミック界の最長老・水木しげるが、日本三随筆のひとつで若い頃から愛読してきた中世の天変地異ドキュメント『方丈記』を活写! 平家興亡・源平争乱の平安時代末期を生きた無常の歌人・鴨長明の生涯を交えながら完全にコミック化しました! 名門・下鴨神社禰宜の子として生まれながら、跡目争いに敗れ、長年住んできた邸を追われるなか、10年足らずの間に若き長明は多くの災厄を体験。「安元の大火」「治承の辻風」「福原遷都」「養和の大飢饉」「元暦の大地震」という天災と人災を、戦争という一番の人災を生き抜いてきた水木サンが描ききる、現代にも通じる無常観! そして、その天変地異を経た無常の先にある方丈の草庵生活とは? けっして忘れてはならない戦争の記憶や災害の悲惨さを描いた、迫力の水木しげる版『方丈記?鴨長明伝?』です。
巻末寄稿/荒俣宏 作品解説/関口浩(駿台予備学校古文講師)


水木 しげる[ミズキ シゲル]
著・文・その他

嶋中 行雄[シマナカ ユキオ]
編集

内容説明

戦争という人災を生き抜いた水木しげるが、中世の天変地異と鴨長明の無常観あふれる生涯を活写。

目次

少年時代
菊合
安元の大火
治承の辻風
遷都と怪異
飢饉
平家滅亡
元暦の大地震
無常の世
歌合
遁世
鎌倉下向
『方丈記』成る

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。本名、武良茂(むらしげる)。幼少時、近所に住む老婆「のんのんばあ」から不思議な話や妖怪の話を聞き、強い影響を受ける。太平洋戦争時、激戦地であるラバウル、ニューギニア戦線に従軍。爆撃を受け左腕を失う。復員後、魚屋、輪タクなどの職業を転々としたのち、神戸で紙芝居作家となる。その後単身上京し、貸本漫画を描き始める。1957年『ロケットマン』でデビュー。1966年『テレビくん』で講談社児童漫画賞を受賞。1991年、紫綬褒章受章。2003年旭日小授章授章。2009年朝日賞受賞。2010年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

58
「方丈記」読書会(その2)メンバーのお勧め本:「方丈記」の漫画訳を柱に各種文献を参考に鴨長明の生涯を少年期から肉付けしたかなり密度の濃い作品。方丈の庵に籠る長明さんを漫画家水木しげるが訪ねて思い出話を聞くという設定。徴兵経験者であり片腕を失った姿の水木氏が要所要所で長明の運命の歯車の巡り合わせによる世俗的な挫折と度重なる天災・人災による無常観に共鳴する姿があまりにもリアルで迫るものがある。世を無常と捉え必死で諦めの境地を目指した長明の「諦めの悪さ」からむしろ困難との格闘のヒントをという荒俣宏の解説も良き♪2023/07/16

アキ

58
戦争をくぐり抜けた水木しげるさんが漫画の中で長明さんとやり取りをしている。水木さんも戦争へ出征する前、方丈記を読んで共感したらしい。天災も人災もいつの世になってもなくならないもの。長明さんとの会話の中で気持ちを代弁しようとしている。ままならない人生に方丈の庵にひとり居住する長明が理想の棲み家だったのか彼しかわからない。長明は風雅な数寄者だが、10歳の子と気が合ってよく野山を散歩した。そんな質素でおだやかな日々が一番楽しかったのかもしれない。自分も個人的には図書館と本屋と小さな庵があれば人生十分満足です。2019/06/09

今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺

56
有吉弘行が関根勤に付けたあだ名に「説明ジジイ」というのがあるが、私は水木しげるのこういう漫画を読む度にそのあだ名を思い出す。漫画化というよりも絵物語に近く、各所やラストでいつも説明して終わる。私は水木ファンだが、元々漫画の上手い人ではないと思っている。偉大なるヘタウマ。関根勤の物真似もそう思う。本書は鴨長明の有名な随筆と伝記。水木しげるの指摘通り、私も長明は世俗に未練のあった人だと思う。太宰治の小説にもあった源実朝との対面は色んな解釈があろうが、長明は悔しかっただろうと思う。普通に実朝が失礼だ。2015/11/07

たまきら

41
水木先生による方丈記(2013年出版)は、鴨長明が死の数年前にたった一人でこの言葉を紡ぐまでに寄り添った内容になっています。自然災害の多さは21世紀も一緒だと分析しつつも、水木先生だからこそ語れる祟りなど怪奇も並行して描いています。このバランス感覚、すごいなあ。「出征する前に方丈記を読んで大いに共感を覚えた。死に行く者はあきらめの境地にならなければならなかった」という先生の言葉は、天災だけでなく人災・戦禍も体験してきた重さに満ちていました。素晴らしかったです。2024/06/14

しゅてふぁん

37
漫画で読むとわかりやすい。しかし悲しい哉、災害の話が多いので絵で読まなくても想像が容易にできてしまうなぁ、、、とはいえ、水木氏が書く『方丈記』には水木氏と長明の対話の場面があり、内容も分かり易くてよかった。夢の中や想像として出てくる物の怪たちは流石に貫禄ありました!巻末に方丈記の原文が載っているのも良い。そして面白かったのは荒俣宏氏のあとがき。『パワフルな負のオーラ』、『無常系プリンス』って(笑) 色んな読み方があるもんだな。2017/11/21

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