日本の古典をよむ
宇治拾遺物語・十訓抄

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093621854
  • NDC分類 913.47
  • Cコード C1393

出版社内容情報

日本の古典文学のベストセラーが現代語訳と原文でよめる『日本の古典をよむ』シリーズ第5回配本。読んでびっくり!の面白い説話の宝庫『宇治拾遺物語』と、教科書で作品名は習うけれど、現代語訳がほとんどなかった『十訓抄』をお届けします。 誰もが知ってる「こぶとり爺さん」「雀の恩返し」「わらしべ長者」や、芥川龍之介作「鼻」の話が『宇治拾遺物語』に出てくることをご存じですか? 滑稽話はもちろんのこと、奇矯な話、猟奇的な話まで、まさに説話のオンパレード! 『十訓抄』は、人生の機微に満ちた処世訓がつまっていて、昔も今も人というものが変わらないことを、しみじみと教えてくれます。

小林 保治[コバヤシ ヤスハル]
翻訳

増古 和子[マスコ カズコ]
著・文・その他

浅見 和彦[アサミ カズヒコ]
著・文・その他/翻訳

内容説明

これが古典?雀の恩返しにわらしべ長者。先人の知恵と笑いがたっぷりつまった面白さ抜群の説話集。

目次

宇治拾遺物語(鬼に瘤を取られる事;竜門の聖が鹿に代ろうとする事;金峯山と箔打ちの事;鼻の長い僧の事 ほか)
十訓抄(人に恵みを施すべき事;驕慢を避けるべき事;人倫を侮らざる事;人について戒むべき事 ほか)

著者等紹介

小林保治[コバヤシヤスハル]
1938年、青森県生れ。早稲田大学大学院修了。日本文学専攻。早稲田大学教授

増古和子[マスコカズコ]
1933年、埼玉県生れ。早稲田大学大学院修了。日本文学専攻。国士舘短期大学教授

浅見和彦[アサミカズヒコ]
1947年、東京都生れ。東京大学大学院修了。日本文学・地域文化論・環境日本学専攻。成蹊大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

31
[日本の古典を読む:第11回宇治拾遺物語]のイベントより♪説話というこで一話ずつじっくり読みました。日本の話に限らずインドまで。今まで読んだ古典に出てくる歴史人物がたまにあり、可笑しかった。:「十訓抄」も読みました。十の教えは現代でも同じではないだろうか。自分も当たってる節もある・・。2017/11/16

Tadashi_N

27
こぶとり爺さん、わらしべ長者の引用もと。楽しい話多い。2020/07/25

booklight

9
『宇治拾遺物語』800年前、ちょっとした話をしたいときのネタをまとめたような感じだろうか。今なら人生本やニュースやネットで読めるような人と人との間にあるような数多くの話を集めたものとして読めば、昔の人も身近に感じられる。『十訓抄』に至っては、同じことを800年も言い続けて、人間なにも変わっていないなぁ、と愕然としてしまう。なんだこれ。しかし『日本の古典をよむ』シリーズは、読みやすく表紙も手に取りやすくていいなぁ。2018/10/10

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

6
『授業で役立つブックトーク』 https://bookmeter.com/books/5540025 より備忘録。【国語 テーマ 古典の世界へ入門】たかこ→読みたい本を見つける図鑑 本をもっと楽しむ本④古典→ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 竹取物語(全)→日本の古典を読む⑮ 宇治拾遺物語・十訓抄→21世紀版少年少女古典文学館⑨ 今昔物語集→羅生門・鼻(羅生門 杜子春より)→源氏物語1 桐壺~賢木→百人一首大事典→100人の先生が選んだこども古典2020/08/07

いつき

4
こぶとりじいさん、わらしべ長者、腰折雀のような昔話の原話、五色の鹿の恩を仇で返そうとした不心得者や敵を一族郎党恨み殺してなお怒りの炎に焦がれ続ける鬼などの仏教説話、朝鮮人に代わって虎を退治する侍の話、人の夢を買う不思議な話、いろいろ詰まってて面白かった。 古文苦手でこれまでこういうのに興味を持たなかったのは失敗だったな。無理して原文を読まずに、訳文を読みつつ原文を流し読んで雰囲気を楽しめばそれでいいか 2012/12/29

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