出版社内容情報
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という冒頭句で有名な『平家物語』。軍記文学としてよく知られるこの物語は、謡曲や御伽草子、近世の浄瑠璃、歌舞伎、小説などに取り入れられ、さらに近代文学にも大きな影響を与えている。本書は、琵琶法師が語り継いだその世界を、339点にも及ぶカラー絵画史料と写真で、中世の歴史への手掛かりや古典文学を読む手引きとする。武士のいでたちや合戦の様子を克明に解説し、物語の舞台・ゆかりの地を訪ね、登場人物たちの生活と行動を探っている。絵巻でストーリーの流れを追い、巻末には系図、関連本、登場人物紹介も付した。歴史・古典好きはもとより、美術愛好家にとっても、もちろんNHK大河ドラマのファンにも必携の書である。
五味 文彦[ゴミ フミヒコ]
著・文・その他
櫻井 陽子[サクライ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
源平合戦の様子がわかる。変わりゆく時代の社会がわかる。登場人物の実像と虚像がわかる。『平家物語』のストーリーがひと目でわかる。
目次
第1章 源平合戦(源平時代の武具;武芸(戦闘法) ほか)
第2章 『平家物語』をめぐる人々(院と天皇;摂関家 ほか)
第3章 貴族、武士、庶民の暮らし(中世の衣食住;年中行事と公事・儀式 ほか)
第4章 『平家物語』ゆかりの地(中世の京都;大原 ほか)
第5章 平家物語(序章―祇園精舎~(巻一)
平家一門の躍進―忠盛から清盛へ ほか)
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
東京大学
桜井陽子[サクライヨウコ]
駒沢大学
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感想・レビュー
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セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように
みじんこ
hari
ゆの字