出版社内容情報
台湾版スタンド・バイ・ミーの誕生!
少年たちは親に逆らい
自由を求める旅に出た――
台湾版「スタンド・バイ・ミー」の誕生!
「記憶とはこんなに不完全で、暗号のように時間をかけて解読するしかないのだ」
故・天野健太郎氏絶賛!
【あらすじ】
僕の人生最初の記憶は、3歳で神棚の前に跪かされ、百元札を盗んだ咎で両親と祖母から叱責されているものだ。でも、この記憶は本物だろうか……?
台湾のとある都会の片隅、夜市と花街で名を馳せる猥雑な下町で、僕ら3人――僕、翊亞(イーヤー)、阿煌(アーホァン)は育った。12歳の夏休み、僕らは廃屋の敷地にそびえるマンゴーの樹にツリーハウスを造り、大人たちが禁じた境界線の向こうを眺めながら、この街から脱出する秘密の計画を立てた。
時が経ち、暗号学を教える大学教授の職を失い、幼い娘の世話に専念する僕の元に、ピアニストとして名声を得ていた翊亞の訃報が届く。「こんな日が来るのを俺はとっくに知ってた」阿煌の言葉をきっかけに、僕は暗号を解くように、過去の記憶を手繰り始める――。
【編集担当からのおすすめ情報】
呉明益『歩道橋の魔術師』翻訳者 故・天野健太郎氏と、国際ブッカー賞&全米図書賞受賞作 楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』を見出した翻訳者・三浦裕子氏が、日本読者にお薦めする傑作長編です。アジア文学の新たな可能性を本書にてお確かめください!
【目次】
内容説明
僕の人生最初の記憶は、3歳で神棚の前に跪かされ、百元札を盗んだ咎で両親と祖母から叱責されているものだ。でも、この記憶は本物だろうか…?台湾のとある都会の片隅、夜市と花街で名を馳せる猥雑な下町で、僕ら3人―僕、翊亞、阿煌は育った。12歳の夏休み、僕らは廃屋の敷地にそびえるマンゴーの樹にツリーハウスを造り、大人たちが禁じた境界線の向こうを眺めながら、この街から脱出する秘密の計画を立てた。時が経ち、暗号学を教える大学教授の職を失い、幼い娘の世話に専念する僕のもとに、ピアニストとして名声を得ていた翊亞の訃報が届く。「こんな日が来るのを俺はとっくに知ってた」阿煌の言葉をきっかけに、僕は暗号を解くように、過去の記憶を手繰り始める―。
著者等紹介
何致和[カチワ]
1967年台北生まれ。国立東華大学大学院創作・英語文学修士課程修了、輔仁大学で比較文学の博士号取得。出版社の編集などを経て、現在、国立台北芸術大学大学院領域横断的文学創作専攻〔文学跨域創作研究所〕の副教授。短篇小説集『失去夜的那一夜』、長篇小説『外島書』『地鐵站』(日本語版『地下鉄駅』及川茜訳、河出書房新社)などの著作で、寶島文学賞、聯合報文学賞、台湾文学金典賞などを受賞
三浦裕子[ミウラユウコ]
仙台生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社にて雑誌編集、国際版権業務に従事した後、台湾・香港の本を日本に紹介するユニット「太台本屋tai‐tai books」に参加。楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』で第10回日本翻訳大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




